米NBAのグリズリーズのキャンプに参加している日本代表・河村勇輝がプレシーズンマッチのマーベリックス戦に出場、バスケットボール人気の高い中国でも大きな注目を集めている。

河村は第4クオーター残り9分16秒から途中出場し実戦デビューを果たすと、いきなり3ポイントシュートを決める。その後もドリブルやパスで好プレーを見せ、5得点、3アシストをマーク。チームの勝利に貢献した。

グリズリーズのキャンプには20人が参加しており、シーズン開幕までに本契約15人、2WAY（ツーウェイ）契約（下部組織Gリーグで主にプレーし、呼ばれた時のみNBAチームに帯同する契約）3人の18人に絞られることになる。ここに入ることが河村の目標となる。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「河村勇輝が出場」がハッシュタグになり、バスケファンが続々とコメントを投稿。河村のプレー集動画も投稿され、「すごい！！」「このプレースピードよ」「まるで宮城リョータ」「彼はチャンスがあると思う。スピードと3ポイントがすごい」「自信に満ちた3ポイントだけでなく、ポジションを動かす意識が素晴らしい」といった声が上がった。

また、「こんなに自信があり、スピードのある組み立てができるガードが（中国）国内に何人いるか」「国内のガードとはパスの視野がまるで違う」「河村はもし（身長で選抜する）中国なら試合に出る機会すら与えられないだろう。（中国は）才能のある選手にもっとチャンスを与えてほしい」など、自国と比較するコメントも寄せられている。

河村は高校時代から中国メディアが特集記事を出すなど注目を集めており、パリ五輪予選や本大会での活躍によりさらに知名度を上げた。（翻訳・編集/北田）