CRI online 2024年10月9日(水) 15時20分
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中国で1日にコーヒー3杯を飲んでいた12歳女子が中等度貧血になりました。資料写真。
思思さんは今年12歳の中学生です。先週末、健康診断で「ヘモグロビンが低い」ことが判明し、中国東部浙江省寧波市のある病院の小児科に入院しました。血液検査によると、思思さんのヘモグロビンは69g/L(通常:110-160g/L)しかなく、ヘマトクリットは25.9%で、中等度貧血に属しています。
同病院小児科の施紅波医師は、「病院に来た時、口唇、まぶた、四肢の末梢が青白くて、私たちもびっくりした。印象に残ったのは、私たちが彼女の身体検査をしていたところ、爪の甲まで白紙のように血色がなかったことだ」と語りました。
思思さんには大便出血や月経量が多過ぎるなどの症候はありません。病歴を尋ねたところ、最近の学業によるストレスが大きいため、常にコーヒーを飲んでリフレッシュしており、1日に少なくとも3杯のインスタントコーヒーを飲んでいることが分かりました。子どもの頃から両親と一緒にコーヒーを飲んでいたため、普通の子どもがあまり好きではない苦いコーヒーでも、飲みにくいとは感じないということです。
医師が引き続き思思さんの生活習慣について聞いたところ、「美を求める」ため、痩せようとの考えから、長い間質素な食事をしており、肉はほとんど食べていなかったことが明らかになりました。
関連の検査を行って悪性血液病や消化管失血およびその他の失血情況を排除した後、思思さんの貧血の原因は、自身の生活習慣による鉄分摂取不足および吸収障害によるものであり、栄養不均衡、葉酸も不足していると判断されました。
コーヒーに含まれるタンニン酸は血液中の鉄分と結合しやすく、溶けにくい塩類物質を生成し、体の鉄分の吸収を抑制することになります。しかし、コーヒーは穀物や野菜に含まれる非ヘム鉄の吸収にのみ影響を与えますが、肉類(牛肉、羊肉、魚、家禽)のヘム鉄には影響を与えません。
研究によると、コーヒーは鉄の吸収に影響を与えます。コーヒーを食事と一緒に摂取すると、鉄の吸収率は著しく低下します。(提供/CRI)
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