Record Korea 2024年10月10日(木) 7時0分
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9日、韓国・京郷新聞は「韓国外交部が独島領有権問題に関する日本への抗議論評を独島公式ウェブページに掲載したが、日本語翻訳版は作成されていないことが分かった」と報じた。写真は竹島の模型。
2024年10月9日、韓国・京郷新聞は「韓国外交部が独島(竹島の韓国名)領有権問題に関する日本への抗議論評を独島公式ウェブページに掲載したが、日本語翻訳版は作成されていないことが分かった」と報じた。記事は「これでは抗議の当事国である日本の国民は論評を読むことができない」と指摘し、「日本政府の顔色をうかがったのではないか」と分析している。
記事によると、韓国外交部は7月、「日本の2024年版防衛白書に対する外交部報道官の論評」を発表したが、独島公式ウェブページの日本語版には掲載されなかった。同部はこれまで、政府の発表文書を掲示板「独島に対するわれわれの立場」で公開してきた。文書は通常、英語と日本語にも翻訳され、外国語版ウェブページにも掲載されてきた。しかし今回の論評は、英語翻訳版が掲載されただけで日本語翻訳版は作成されなかったという。
今回の論文は、日本政府が7月12日に2024年版防衛白書を公表した直後に発表された。日本政府は白書で「竹島は日本領」と改めて主張した。これに対し、韓国外交部は論評で「強く抗議」「即刻撤回」「断固とした対応」などの表現を使い日本政府を批判したという。
記事は「過去に発表された別の論文は、政府の発表とほぼ同時期に日本語版の独島ウェブページにも掲載されていた」と指摘し、「センシティブな内容の論文だけを選んで除外したのではないか」と批判している。韓国外交部は昨年9月にも、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権になってから日本政府を批判する内容の論文を駐日韓国大使館のウェブページに掲載していないとの事実が発覚し、物議を醸したという。
韓国外交部は京郷新聞の取材を受けた後の8日午後6時ごろ、日本語翻訳版を独島ウェブページに掲載した。同部関係者は取材に対して「少し遅くなったが、すぐに(日本語翻訳版を)掲載する予定」と答えていたという。
韓国野党「共に民主党」のパク・ソンウォン議員は「独島公式ウェブページに日本語の論文1つ載せられない政府は、一体どこの国の政府なのか」と批判し、「重要なのは日本の心ではなく、われわれの主権と国益を守ること」「日本の顔色ばかりをうかがう情けない外交を正していく」などと述べたという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「屈辱的。なぜ日本の属国のように振る舞うのか」「尹大統領はまだ日本植民地時代を生きているの?」「現政権の外交が評価されている理由が分からない」「天国から見守ってくれている先祖たちがどれだけ悲しんでいるだろう」「弾劾しか方法はないな」「もっと積極的に日本語版で広報していくべきなのに。尹政権は日本の国益増進だけは何があってもやり遂げるつもりみたい」「日本はちゃんと知るべき。独島がれっきとした韓国の領土であることを」「本当に気をつけないと。尹大統領は任期が終わるまでに何をしでかすか分からない。独島を売って、日本に逃亡するかもしれない」など、批判的な声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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