2024年10月9日、香港メディア・香港01は、中国・湖南省で親戚トラブルから一家3人が惨殺される事件が発生したと報じた。

記事によると、湖南省湘潭市湘潭県花石鎮羅漢村で6日、高齢の夫婦2人と孫にあたる15歳の少女の3人が殺害され、夫婦の娘と孫の2人が負傷する事件が発生した。容疑者と被害者は親族関係にあり、道路を挟んだ向かい合わせに住んでいたという。

容疑者は以前、家畜の食肉処理人をしていたことがあり、「残忍な方法」で3人を殺害したとしたとのこと。負傷した2人も病院に搬送され治療を受けている。

親族の話によると、容疑者の男は50代で、殺害された高齢夫婦とはいとこの関係にあった。2015年ごろから両者の間にトラブルがあり、容疑者が長年にわたり現地当局に陳情を行うも納得の行く解決が得られなかった。容疑者はこれまでに自殺を試みたり、「自分の妻を殺害する」などと言い出したりしていたという。

親族は容疑者について「この1年ほどは一人で住んでいた。犯行前日の昼食を一緒に取ったが、今まで家庭の話をしても全く聞く耳を持たなかったのに、その時だけは話を聞いていた。その後眠くなったと言って帰っていった。もし犯行を決意していたことが分かっていれば、私は間違いなく止めていた」と語った。

記事は、容疑者の男が犯行後に現地警察当局に自首をしており、すでに身柄を拘束されていると紹介。現地政府職員の話として、現在政府が公安機関とともに事件の詳細について調査を進めているとした。（編集・翻訳/川尻）