カザフスタン・アスタナで開催中のITTFアジア卓球選手権大会女子団体決勝で、世界ランク1位で絶対王者の中国は同2位の日本にマッチカウント1-3で敗れた。

第1試合は世界ランク7位の張本美和（16）が同4位の王芸迪（ワン・イーディー）（27）に3-2で競り勝った。

第2試合は同1位の孫穎莎（スン・インシャー）（23）が同9位の伊藤美誠（23）を3-0のストレートで下した。

第3試合は同12位の平野美宇（24）が同6位の陳幸同（チェン・シントン）（27）を3-1で破り、日本が2勝目を挙げて王手をかけた。

第4試合は張本が孫を相手に0-2からの大逆転勝利を収め、日本がマッチカウント3-1で勝利した。日本が中国を破って優勝したのは1974年の横浜大会以来、50年ぶりの快挙だという。

中国メディアによると、会場では中国の敗戦を受け入れられない多くのファンから、中国の馬琳（マー・リン）監督に「辞めろ」コールが飛んだ。馬監督はこれに拍手で応えてその場を去り、表彰式を欠席した。

中国のあるスポーツライターは、馬監督の一連の対応について「もともと彼の試合中の不作為に不満を抱いていたファンとの対立をさらに激化させることになるだろう」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）