Record China 2024年10月10日(木) 17時0分
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中国の女性インフルエンサーが国慶節(建国記念日)に北京市内のショッピングモールを訪れ中国国旗が飾られていないことに抗議する映像が、現地のSNSで物議を醸している。
女性インフルエンサーは投稿した動画の中で、「私が想像していたのはこんな感じ」と言い、ショッピングモールのあちこちに中国国旗が飾られている合成写真を示して見せた。一方で、「実際はこんな感じだった」とし、吹き抜けに何も飾られていない北京通州万象匯(ショッピングモール)の様子を映した。
女性はカメラを向いて視聴者に向かって「今日はわが国の誕生日なのに、ここには一切国旗がない。理解できない。みんなで祝うべきではないのか。どうして国旗がないのか」などと主張。モール内を歩き、国旗を飾っていた一部店舗や、国旗を手に持って歩いていた客の女の子を称賛して回った。
そして、同モール内のサービスカウンターに行き、「今日は国慶節です。なぜ国旗がないのですか。この問題に気付いていますか」などとクレームを付けた。スタッフから「どちらさまですか?撮影についてご連絡いただいていますか?」と聞かれると、「自メディアです。(連絡せず)適当にカメラを回しています。どこで撮影しても自由で、あなたには阻止する権利はありません」と返答した。
女性の国旗についての質問にスタッフは「状況がよく分からないので、マネージャーから連絡させてもらってもよろしいですか」と言い連絡先を聞いた。女性はその場から離れた後で、カメラに向かって「彼ら(スタッフ)の回答は適当な感じだった」と不満を述べた。
その後、別のショッピングモールでは至る所に国旗が飾られていたことや、一部店舗の店員はフェイスペイントをしていたこと、風船で国旗を表現するなどの見事な飾り付けがあったことを紹介した。なお、最初に訪れた北京通州万象匯から連絡があったかについては明かしていない。
動画を見た中国のネットユーザーからは「そういう自分(女性)は国旗のフェイスペイントすらしていない。愛国じゃないわけか」「なぜ自分は頭に国旗を挿していないんだ?」「(女性)本人が(縁起が良くない)黒い服を着ているのは一体どういうことなんだ?」「自分は一切国旗を身に着けていないのに、ショッピングモールに何を要求しているんだか」「ショッピングモールの正常な運営を妨げた。これは犯罪じゃないか」といった批判が殺到した。
また、「完全なる身勝手」「どうかしてる」「どういう種類のモンスターなんだ?」との声のほか、「また愛国トラフィック目当てか」「まさに典型的な再生数稼ぎ」「このルートはますます競争が激しくなっているな」「今年はこのタイプの人間がどうしてこんなに多いのか」など、愛国をかさに着てトラフィックを稼ごうとしているとの指摘も多数寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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