Record China 2024年10月11日(金) 11時0分
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卓球の女子シングルス世界ランキング1位、中国の孫穎莎が現在出場中のITTFアジア卓球選手権大会(カザフスタン)の残る種目を棄権することが分かった。
卓球の女子シングルス世界ランキング1位、中国の孫穎莎(スン・インシャー)(23)が現在出場中のITTFアジア卓球選手権大会(カザフスタン)の残る種目を棄権することが分かり、中国に衝撃が走った。
孫は9日に行われた女子団体の決勝で日本と対戦し、第2試合で伊藤美誠にストレートで勝利したものの第4試合では張本美和に敗れた。チームとしても1-3で敗れた。中国では過密スケジュールによる疲労が敗因として指摘されており、孫に休息を与えなかったとして、馬琳(マー・リン)監督始めコーチ陣のマネジメントに対する批判の声が噴出している。
実際、孫は調子を崩しており、9月末から10月頭まで開かれたWTTチャイナスマッシュでも力が劣る相手にゲームを落とすことが目立った。同大会でも女子シングルス、女子ダブルス共に決勝戦までフルに戦っており、10月6日にシングルス決勝を戦った後、休む間もなくカザフスタンに移動。8日の北朝鮮戦では金琴英(キム・グムヨン)に敗れ、第2ゲームは10連続ポイントを許すなど、女王らしからぬ戦いぶりを見せていた。
今大会でも試合中に何度も大きく息を吐いたり、右腕を気にしたりするしぐさを見せていた孫は、10日夜にSNS・微博(ウェイボー)アカウントで残る女子シングルス、女子ダブルスを棄権すること報告した。
孫は、「パリ五輪以降、プロモーションやハードな試合が続き、充実し、皆さんからの愛と応援を感じていました。しかし調整がうまくいかず、昨日の試合(団体決勝)の後、腕の筋肉に明らかな反応が出ました。メディカルチームの検査と大会組織委員会の確認を経て、コーチングスタッフは私を守るため、今回の他種目の競技の棄権を承諾してくれました」と経緯を説明した。
そして、「心配しないでください。回復し、調整してから、もっと良い状態になって戻ってきます。引き続き中国チームを応援してください」と結んだ。
この投稿には36万ものコメントが寄せられており、「お疲れさま。お大事にしてね」「あなたの帰りを待っています」「私は永遠に孫穎莎のファンです」「自分を疑わないで。あなたは最高です。ゆっくり休んでください」「休息を取ることも重要。けがだけはしないで」といった励ましの声が並んだ。このほか、別の投稿ではやはりコーチ陣の管理能力を疑問視する声が多く寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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