上海国際コンシューマ・エレクトロニクス展（Tech G）が10日、開幕した。同展には中国内外の200社近くのテクノロジー企業が出展。複数の人工知能（AI）やメタバース、スマートモビリティ企業が多くの初公開・初展示製品及び技術をもたらしている。中国新聞網が伝えた。

Tech Gで公開された「チェス・将棋類オールインワン」イノベーション製品は世界初公開となった。このイノベーション製品は先端的なAIアルゴリズムと精密なロボットアーム技術により、人間のように実際の盤上で対局できる。また、内蔵されている大規模言語モデルにより人間と自然言語で交流し、かつてないインタラクション体験をもたらす。

現在、中国で高齢化が進む中、AIとヘルスケア・介護サービスの深い融合には重要な現実的意義がある。同展では一連の先端的なスマートヘルスケアソリューション・製品が集結した。着衣型スマート心電計測装置は動的な医療レベルのデータを正確に採取し分析できる。スマート介護ロボットは家事代行のほか、スマートコミュニケーション、家庭警備、独居高齢者の4つの応用シーンに的を絞り13種の応用機能を開発した上、モバイルネットワーク技術とクラウド技術、データ共有、ビッグデータ分析により、提携先に向けたロボットスマート介護管理クラウドプラットフォームを構築できる。

さらに同展では、GTIC2024中国AI PCイノベーションサミットで生成AIとパソコン産業の深い融合に焦点が当てられている。会議では生成AIがいかにパソコン産業の高度化を推進するかについて深い議論が交わされるとともに、AIパソコンというAI端末製品のイノベーションの進展と進化の方向性が全面的に分析されるとみられている。（提供/人民網日本語版・編集/YF）