人民網日本語版 2024年10月13日(日) 18時0分
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安徽省阜陽市のある中学校の教室に今月8日、60個のハンバーガーが並べられ、「皆さん、ハンバーガーを取りに来てください!」と阿楽さんが呼びかけると、生徒たちは歓声の声をあげていた。
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安徽省阜陽市のある中学校(中高一貫校)の教室に今月8日、60個のハンバーガーが並べられ、「皆さん、ハンバーガーを取りに来てください!」と阿楽さんが呼びかけると、生徒たちは歓声の声をあげていた。人民網が報じた。
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阿楽さんは生徒たちになぜハンバーガーを届けたのだろうか? 今月1日、阜陽市でハンバーガーショップを経営している00後(2000年以降生まれ)の阿楽さんは、客との連絡に使っているスマホを不注意から無くしてしまった。「無くしてから1時間ほど経って気付いたため、もう見つからないと思っていた。でも無くしたスマホに電話をかけてみたら、つながって、ある男性が電話に出た。そして、僕が取りに行くまで、ずっとその場で待っていてくれた」と阿楽さん。
その親切な男性とは教師の楊成付さんで、感謝の気持ちを示すために、阿楽さんは、ちょっとした謝礼を渡そうとしたものの、断られてしまったという。阿楽さんは「僕にとって、あのスマホはとても大事なもの。僕を助けてくれたのに、謝礼も受け取ってくれないので、どうしたら、楊先生の生徒たちにこの先生を誇らしく感じてもらえるかと考えた」と話す。 そこで得意のハンバーガーを作って、楊先生の生徒にプレゼントすることにした。国慶節(建国記念日、10月1日)の7連休が終わって1日目の登校日となった8日、阿楽さんはその計画を実行に移し、朝早く起きて、ハンバーガーを60個作った。そして店から30キロほど離れた場所にある学校に車で向かい、お昼休みに合わせて楊先生のクラスに届けた。
多くの言葉より、行動のほうが説得力があると言うように、楊先生は自らの行動によって、拾った物は必ず持ち主に届けるという大切なことを生徒たちに教えたと言えるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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