このほど発表された「地域ブランド調査2024」都道府県・魅力度ランキングに、中国のネットユーザーが関心を寄せている。

株式会社ブランド総合研究所が行った同調査は、1000の市区町村および47都道府県の認知度や魅力度、イメージなど90項目について消費者に質問し、その結果をまとめたもの。

都道府県別では、北海道が16年連続の1位となった。2～4位も昨年から変動はなく、京都府、沖縄県、東京都。5位には神奈川県（昨年7位）、6位は福岡県（同6位）、7位は大阪府（同5位）、8位は長野県（同13位）、9位は静岡県（同14位）、10位は石川県（同9位）だった。

また、下位も順位に大きな変動はなく、42位が徳島県（同42位）、43位が山口県（同42位）、44位が鳥取県（同41位）、45位が茨城県（同47位）、46位が埼玉県（同45位）、47位が佐賀県（同46位）となった。

この結果は中国のSNS・微博（ウェイボー）で複数の在日中国人ブロガーが紹介しており、あるブロガーは「毎回このランキングが出るたびに数人の知事が怒り、ランキングは非合理的でわが県のイメージを損なうと抗議の声が上がる」と説明した。

日本に関心のある中国のネットユーザーからは「先月北海道に行ったばかりだよ」「私も北海道が好きだな」「京都がそんなに上位なのか」「神戸はすごく良いところ。でも『兵庫（11位）』は『神戸』よりもマイナー（笑）」「佐賀がかわいそう」「佐賀はいいところなのにね」「岐阜県（34位）は風景も良く、物価も安いのになぜこの順位？」「福岡県が一番快適だと思う」「千葉県（15位）はなぜこの順位？ディズニーランドがあるから？」「埼玉が…」などの声が上がった。

また、「つまり、人混みを避けたければランキング下位の場所に旅行に行けばいいってことか」とのコメントや、「中国ではこんなことできない。もしやったら（争いが激しすぎて）血の雨が降り注ぐだろう」「中国では数百の賞を用意して均等に分けないとな」などのコメントも寄せられていた。（翻訳・編集/北田）