CRI online 2024年10月16日(水) 12時50分
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ジーカーの楊大成副総裁がこのほど、SNSに自社の新車種であるジーカ―・ミックスの車内でしゃぶしゃぶを食べる様子を動画投稿したところ、ネットユーザーから「ツッコミ」が殺到しました。
中国の自動車メーカー吉利汽車傘下で高級電気自動車(EV)を製造販売するジーカーの楊大成副総裁がこのほど、SNSに自社の新車種であるジーカ―・ミックス(ZEEKR MIX)の車内でしゃぶしゃぶを食べる様子を動画投稿したところ、ネットユーザーから「ツッコミ」が殺到しました。
動画では、楊副総裁らが前部座席を180度回転して後部座席と向かい合わせにして、折り畳み式のテーブルに鍋、センマイ、豚肉の唐揚げ、野菜、つけダレ4皿を置きました。楊副総裁はカメラに向かって、「車内は空調がよく効くので涼しくて最高。マージャンもできます」と話しました。
楊氏は投稿した動画に、「製品というものはやはり、ユーザーの真の声を聞かねばなりません。開発段階からユーザーと共に作ったことで、ジーカ―・ミックスはとてもしっかりした車になりました」の文章を添えました。
この製品のPR動画には、多くのネットユーザーが「しゃぶしゃぶやマージャンなどは乗車の際の合理的なニーズではない。ジーカーのマーケティングは間違っていると思う」といったメッセージを寄せました。さらに、「20万キロ以上を運転した経験を持つが、車内でしゃぶしゃぶやマージャンしたいとは全く思わない」「しゃぶしゃぶは必要なし。油煙とか水蒸気などはどうするのだ。車は使い捨てなのか」「染みついたしゃぶしゃぶの匂いはどうやって取るのだ。急ブレーキを踏んだらどうなる」などの意見もありました。
楊副総裁はネットユーザーの書き込みを受けて、再び動画を投稿して、「車内でのしゃぶしゃぶはキャンプの新体験だと思ってよいです。車には高効率の外気送風システムがつけられています。より多くの使用のシナリオは発表会の際にご紹介します」と表明しました。
楊副総裁のPRは、中国の自動車会社が初めて使ったマーケティングの手法ではありません。自動車大手の上海汽車集団(SAIC)傘下のEVブランドである智己汽車の劉涛最高経営責任者(CEO)は以前に、後部座席で餃子を作ったことがあります。智己汽車は今年年初に発表したポスターで、自社の新型ミッドサイズSUVの「智己LS7」の車内でしゃぶしゃぶをする写真を使いました。極石汽車の創業者である昌敬氏はさらに、車内に便器を置いてみせました。
業界関係者からは、「過度の競争状態の自動車業界では、注目度が販売量に密接に関係している。今日では、冷蔵庫、テレビ、ソファーがすでにスマート自動車の標準装備になった。一部の自動車会社は注目を集めるために、マーケティングで故意に話題集めをしている」との指摘があります。(提供/CRI)
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