ノーベル文学賞受賞のハン・ガンさんが記者会見を拒否する理由明かす=韓国ネット「人間性もノーベル賞級」

Record Korea    2024年10月17日(木) 7時0分

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16日、韓国・朝鮮日報によると、ノーベル文学賞を受賞した韓国の小説家ハン・ガンさんがスウェーデンメディアとのインタビューで、記者会見を行わない理由を明かした。写真はハンさんの小説。

2024年10月16日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で初のノーベル文学賞を受賞した小説家ハン・ガンさんがスウェーデンメディアとのオンラインインタビューで、韓国国内での記者会見やインタビューを全て断っている理由について「今は注目されたくない」「私は平和で静かな暮らしを好み、この賞が何を意味するのか考える時間が必要だ」などと明かした。

インタビューはソウルにあるハンさんの自宅で行われた。ハンさんは受賞の電話を受けたときの状況について、「息子と夕食を終えた直後で、最初はいたずら電話かと思った」「本当だと分かり、息子と一緒にカモミールティーを飲んでお祝いした」などと明かした。

また、記者会見を行わない理由について、「私は静かに過ごしたい」「父は盛大な宴会を開こうとしたが、私はそれが嫌だったので『大きな宴会はしないでほしい』と伝えた」「世界にはたくさんの苦しみがあり、私たちはもう少し静かにしているべきだというのが私の考え」などと説明した。

「恐ろしい歴史的事件から何を学べるか」との質問に対しては、「私たちには歴史や言葉を通して学ぶ機会がたくさんあったが、(恐ろしい歴史は)必ず繰り返される」としつつ、「それでもいつかは過去から学べるようになってほしい」「殺人をやめなければならないというのは、私たちが過去から学んだ明確な結論だ」と強調したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「まっすぐですてきな人」「韓国中が大騒ぎしているのに本人は至って冷静だね」「ノーベル賞を受賞しても浮かれることなく謙虚。同じ韓国人として誇らしい」「こんなにもかっこいい小説家が韓国にいたとは」「人間性もノーベル賞級」「韓国国民がするべきことは個人のプライバシーを尊重し、配慮してあげることだ」などの声が上がっている。

一方で「他国のインタビューには応じるのか。国民がこんなにも喜んでいるのだから、韓国でも一度くらい記者会見をしてくれればいいのに。その後は断っても構わないから」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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