上海ディズニーランドの「トランプ持ち込みNG」が物議

Record China    2024年10月17日(木) 19時0分

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上海ディズニーランドでパーク内へのトランプの持ち込みが拒否されたとの話題が、中国のSNS上で大きな注目を集めている。

上海ディズニーランドでパーク内へのトランプの持ち込みが拒否されたとの話題が、中国のSNS上で大きな注目を集めている。中国メディアの三湘都市報が16日に伝えた。

報道によると、今月12日、天津市から観光に来ていた劉(リウ)さん一家が上海ディズニーランドを訪れた際、保安検査員にかばんの中身を検査され、中に入っていた子ども用のはさみ、懐中電灯、トランプの3つの持ち込みを断られる出来事があった。スタッフは10元(約200円)で(ロッカーに)預けるか、処分するかしないと、パーク内には入れないと説明した。

劉さんが「トランプはなぜ持ち込めないのか」と尋ねると、スタッフは「ここはディズニーランドであってゲームルーム(ボードゲームなどで遊ぶ場所。ポーカールームや雀荘のような場所)ではない」と返答した。劉さんは「入園案内にはトランプの持ち込みを禁止する明確な規定はないし、イベントや集会の開催など、パークの運営妨害と結びつけるのは現実的でなく、横暴だ」と主張している。

同メディアの記者が上海ディズニーランドのカスタマーサービスにこの件について質問したところ、「パークの関連規定を参考にしてほしい」とし、「パーク内ではパークの運営を妨げる可能性のある行為をしてはならないと定められており、具体的には現場の保安検査を(その)基準としている」と説明したという。

この話題はSNS・微博(ウェイボー)で一時トレンド1位になった。ネットユーザーからは「なんて横暴なルールだ」「法学部の学生が(ディズニーランドを)訴えたらいい」「(ディズニーランド側は)リーナ・ベルがギャンブル依存症になるのを恐れてるのか?」「はさみは分かるけど、懐中電灯とトランプは別にいいでしょ」「スマホにも懐中電灯機能が付いているけど、持ち込めないの?」など、疑問の声が上がった。

また、「たぶんだけど、これ(トランプ持ち込み禁止)もまた中国だけなんだろうな」「ディズニーランドに行ってまでトランプする奴なんていないって」「持ち込ませないのはいいとして、それなら無料で預けられるべきだ」「何の権利があって荷物検査をするのか」といった声も寄せられた。

一方で、「行きたいなら我慢するしかないでしょ」「嫌なら行かなければいい」「ディズニーランドは禁止事項が多いけど、それでもいつも混んでるからね」「おかしなルールの背景には必ず何かが起きた過去があるものだ」「もし落としてバラバラになって、機械に挟まったりしたら事故になるよ」といった意見も見られた。

上海ディズニーランドは過去にも荷物検査や持ち込み禁止の物品などをめぐり、物議を醸している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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