河南省の「無人農場」、ハイテクで農作業がスマートに―中国

人民網日本語版    2024年10月20日(日) 10時30分

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河南省は「無人農場」で未来農業発展の新モデルを模索している。

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畑では、操縦室が無人のトラクターは、ハンドルだけが自動的に進行する方向を調整している。程なくして、面積0.2ヘクタールのトウモロコシの茎を畑に還す作業が完了した。新華社が伝えた。

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これは秋の収穫シーズンの河南省安陽県瓦店郷広潤坡高基準農地モデルエリアの「無人農場」におけるワンシーンで、トウモロコシの収穫が完了したばかりだった。機械の轟音の中、「90後(1990年代生まれ)」の大規模な穀物生産者、張先智(ジャン・シエンジー)さんは携帯電話を持ちながら畑の端に立ち、近くで四輪トラクターが茎をカットし農地還元装置をけん引しながら安定的に走行するのを見守っていた。

河南省の複数の地域を取材して分かったのは、一部の農地における複数種類の先進情報技術の幅広い応用により、河南省は「無人農場」で未来農業発展の新モデルを模索しており、全天候型、全プロセス、フルスペースの無人化農作物「耕作・播種・管理・収穫」を徐々に実現したことだ。


安陽暁松専業栽培合作社の責任者である張さんは、自動運転トラクターを遠隔操作する携帯電話の画面を見せてくれた。小さな画面には走行速度や燃料残量など複数種類のデータ・情報が表示された。


張さんは、「無人農場は将来広い応用の見通しがある。無人農場のサブシステムとしてのこの自動運転トラクターはcm級の高精度自動運転が実現可能で、多くの人件費を削減できる。自動運転トラクターには自動起動・停止、農具操作、自動回避など一連の画期的な技術が搭載されており、さまざまなタイプの農地での作業に適しており、農作業の質と効率を大幅に高められる」と述べた。

2022年に完成した安陽県「無人農場」の敷地面積は約66.7ヘクタール。先進的なIoT(モノのインターネット)、衛星リモートセンシング、人工知能などの技術により、自動化農作業を実現した。各種自動運転トラクターや植物保護ロボットなどのスマート化設備の応用は、農業の生産性と資源利用率を大幅に高めた。「無人農場」の成功は、農業の現代化に新たな発展の道筋を提供している。

安陽県農業農村局総畜牧師の来艶珍(ライ・イエンジェン)氏は、「無人農場には複数種類の灌漑及び植物保護設備が含まれ、自動制御が可能だ。合理的な配置により、1ムー(約6.7アール)当たりの食糧生産量が62.5kg上がり、1ムー当たりのコストが200元(約4000円)前後減った」と述べた。


鄭州市スマート農業センターの李占(リー・ジャン)センター長は、「無人農場では衛星リモートセンシングとマルチスペクトルドローンモニタリング技術が広く導入されており、土壌環境モニタリング、気象環境モニタリング、病菌虫害モニタリング、苗の状況・災害状況モニタリングなどのデータを結びつけ、農作物の成長具合を遠隔で確認している。大規模な穀物生産者に対して自動植物保護機械を駆使し、適した時期と場所で効率的に水・肥料・バイオ農薬を補充するよう正確に指導し、農業の効率化、正確化、スマート化管理を実現できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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