CRI online 2024年10月20日(日) 23時0分
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上海水生野生動植物保護研究センターは約5000匹のカラチョウザメの稚魚のふ化に成功しました。生き残った約2000匹がオタマジャクシの大きさになり、すくすくと育っています。
中国で国家1級保護動物とされるカラチョウザメは、その希少性により「水中ジャイアントパンダ」とも呼ばれています。上海水生野生動植物保護研究センターはこのほど、崇明基地で約5000匹のカラチョウザメの稚魚のふ化に成功しました。現在、生き残った約2000匹がオタマジャクシの大きさになり、すくすくと育っています。
人工繁殖によるカラチョウザメの稚魚がふ化してから14日目の時点で、体長は約3センチになり、口を開けて餌を取るようになります。これは稚魚が順調に新たな生育段階に入ったことを意味しています。
リハビリ観察水槽では、稚魚を生んだカラチョウザメ夫婦が産後観察を受けています。この2匹のカラチョウザメは20年前に野生のカラチョウザメが繁殖したもので、現在は性成熟期にあり、人工的な出産促進と人工授精、さらに100時間以上のふ化を経て、稚魚を育てています。
上海市水生野生動植物保護研究センターの鄭躍平副主任は、「カラチョウザメの親の飼育過程における栄養供給や最終段階の性腺発育に対する調整、および出産促進のタイミングの把握などの課題をクリアし、今後の大規模な人工繁殖を実現するために基礎を固めることができた」と紹介しました。
同研究センターは、2021年にカラチョウザメの人工繁殖技術の研究を開始しました。これまでに湖北省、四川省、湖南省、江西省などでカラチョウザメの人工繁殖に成功した事例もあります。(提供/CRI)
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