中国のネットショッピング利用者は9億人超、デジタル消費が新たな消費をけん引

人民網日本語版    2024年10月22日(火) 6時30分

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中国のネットショッピングのユーザー数は9億人を超える規模に達した。

中国インターネット情報センターがこのほど発表した「インターネットによるデジタル消費の発展サポート青書」によると、中国のネットショッピングのユーザー数は9億人を超える規模に達した。

国産トレンド商品の消費が非常に目を引き、ここ数年のデジタル消費の重要な成長源になった。北京のネット企業で働く95後(1995年から1999年生まれ)の女性の張さんは、「シルクの馬面裙(伝統衣装がベースのロングプリーツスカート)、宋錦の馬甲(絹織物のベスト)、チャイナボタンのジャケット、香雲紗(シルク生地)のシャツなど、ネットで国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)の服をたくさん買った。お休みの日に街へ繰り出すときに着ている」と話した。

同青書によると、ネットショッピングユーザーの6割近くが国産トレンド商品を買ったことがあり、そのうち66.5%が「国産品の品質は海外のブランド品に負けていない」との見方を示した。

ここ数年、インターネットは文化観光消費をサポートしており、デジタル消費分野で顕著な役割を果たしている。

2023年12月末現在、中国のオンライン旅行予約のユーザー数は前年同期比20%以上増の5億人を超えた。

ネットによる文化観光消費の後押しはこれだけにとどまらない。現在、ショート動画プラットフォームでは文化観光コンテンツが次々に発信され、文化観光の注目のコンテンツが構築され、「県域ツアー」や「小都市ツアー」などの人気を持続的に押し上げ、「シティウォーク」「キャンプ経済」「ナイトタイムエコノミー」など文化観光消費の新たなシーンを次々に登場させている。

ネット技術のボーナスの恩恵がネットユーザー全体に絶えず行き渡るようになり、デジタル消費ユーザーは徐々に年齢・性別・地域などの要素の制限を打ち破り、00後(2000年代生まれ)、「シルバー族」、農村の人々などデジタル消費を担う新たな層がますます活発な動きを見せている。

同青書によると、90後(1990年代生まれ)と00後はデジタル消費の中心だ。00後のネットショッピング利用率は88.5%に達し、個性を重視する消費、国産品の消費、スマート消費などの分野で活発な動きを見せている。同センターの張暁(ジャン・シャオ)副センター長は、「90後と00後はネットショッピングに夢中で、新しもの好きで、最も中心的な、今後10年間の成長性が最も高いデジタル消費層だ」と指摘した。

「シルバー族」もデジタル消費の重要な成長の極だ。データを見ると、中国の60歳以上のネットユーザーのネットショッピング利用率は69.8%だ。そのうち「シルバー族」はヘルスケア・医療と文化観光の消費で突出しており、ヘルスケア型消費と享受型消費が高度化する動きが目立っている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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