人民網日本語版 2024年10月22日(火) 20時30分
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広西チワン族自治区でテンジクネズミの飼育産業が拡大している。
美しい秋景色の中、広西チワン族自治区羅城仫佬族自治県東門鎮燕塘村六稿屯にある大型ビニールハウスでは、毛のふわふわした丸っこいテンジクネズミたちがサトウキビの葉と牧草をおいしそうに食べていた。
廖大奎(リアオ・ダークイ)さんは同屯の屯長で、農村の貧困脱却のリーダーでもある。6.7ヘクタール以上の畑でサトウキビを育て、100頭以上の豚と5000匹以上のテンジクネズミを飼育すると同時に、鶏・アヒルの飼育やパッションフルーツの栽培なども手がけている。
廖さんは、「テンジクネズミの飼育は少ない投資で大きな利益があり、すぐに効果が現れ、ますます多くの人に認知されている。冬は朝と夜の2回、サトウキビの葉や牧草などを与えるだけでよく、夏は朝昼晩の3回与えればいい。うちにはサトウキビ畑が6.7ヘクタールあり、テンジクネズミに与えるエサは十分すぎるほどある」と説明した。
廖さんは今、屯内の3戸の農家がテンジクネズミの飼育を始めるよう後押ししており、周辺の村と郷・鎮の人々も廖さんのところへ繁殖用のテンジクネズミを買いに来るようになっている。廖さんは「市場では成長したテンジクネズミの買い取り価格は500グラム当たり約25元(約500円)だが、繁殖用なら1匹で40元(約800円)になり、メス3匹とオス1匹のセットで取引されることが一般的だ。主な販売先は福建省、広東省、広西チワン族自治区柳州市などの地域で、1年間の純収入は15万元(約300万円)ほどになる」と話した。
廖さんはテンジクネズミ飼育産業の将来性を楽観視している。実際、テンジクネズミは廖さんに富をもたらしたかわいい小動物で、小さなテンジクネズミの産業が大きな収益をもたらした。廖さんは引き続き飼育の規模を拡大すると同時に、周囲の人々がより多くテンジクネズミの飼育に乗り出すよう働きかける計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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