中国の人型ロボット「進化」加速、2026年に産業規模4000億円超の見通し

人民網日本語版    2024年10月23日(水) 13時30分

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人型ロボットは絶え間ない技術発展により、産業応用の将来性が幅広く有望視されている。

人型ロボットは絶え間ない技術発展により、産業応用の将来性が幅広く有望視されている。中国各地で工業製造、医療・健康、サービス業などの分野で人型ロボットの応用が積極的に推進され、産業の転換と高度化が加速している。中国工業・情報化部賽迪研究院は、政府が誘導し、投資がけん引する中、中国の人型ロボット産業は2024年と2025年に急成長を続け、2026年には200億元(約4000億円)規模を超えると予測する。

先日開催された2024年世界ロボット大会では、常州科教城睿爾曼智能科技(RealMan)の展示した超軽量人型ロボットアームが大いに注目された。同社の人型ロボットアームは、炒め物の調理、ジュース作り、衣類の折り畳み、荷物の運搬、書道などをこなす。

同大会では、深セン逐際動力科技(LimX Dynamics)も新型の人型ロボット「CL-2」を発表した。このロボットは自由に歩けるだけでなく、階段を上ったり、往復走をしたり、重い物を運んだりすることができ、妨害への対応力が高く、多様な応用シーンに適応できる。

深センには近年、逐際動力や楽聚機器人(Leju Robotics)に代表される多くの人型ロボット企業が出現した。深セン市ロボット協会の譚維佳(タン・ウェイジア)専任秘書長は、「比較的整った製造業とロボットのトータル産業チェーンにより、深センは国内の人型ロボット企業の集積地に発展した」と語る。

上海市は現在、人型ロボット産業の発展を支援する政策パッケージを発表している。これには、総額1000億元の産業投資マザーファンドの創設、重要な産業チェーンや細分化分野への投資誘致を目的とした2兆元の投融資与信が含まれる。このほかにも、物流コストの削減、財政・税制支援の強化、企業サービスの強化など、いくつかの措置を打ち出している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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