CRI online 2024年10月23日(水) 16時50分
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世界最大直径の高速鉄道工事用シールドマシン「領航号」が20日、第1000環まで順調に掘削しました。
「上海-南京-合肥」を結ぶ高速鉄道の崇太長江トンネルを掘削中の、中国の自主開発による、世界最大直径の高速鉄道工事用シールドマシン「領航号」が20日、第1000環まで順調に掘削しました。
崇太長江トンネルは上海市崇明区と江蘇省太倉市を結ぶもので、トンネルの全長は14.25キロメートル、そのうちシールド区間の長さは13.2キロメートルあり、単孔式複線設計を採用しています。世界の高速鉄道トンネルの単独掘削距離としては今のところ最長となる1万1325.5メートル、シールドの直径は最大15.4メートル、列車が長江を渡河する際の設計最高時速は350キロ、最も深いところは長江の水面下89メートルに達する工事です。
崇太長江トンネル崇明区3号井戸から太倉市2号井戸までのシールド区間はシールドマシン「領航号」を用いて掘進工事を行います。このシールドマシンは全長128メートル、総重量は約4000トン、カッタービットの直径は15.4メートルで、北から南に向かって掘進し、現在のところ、世界で最大の直径を持つ高速鉄道工事用シールドマシンです。シールドマシンの効率的かつ円滑な掘削のため、プロジェクトチームはデジタルツインやシミュレーションなどの先進技術を用いて、インテリジェント建造システムを構築し、トンネル建造の全過程にインテリジェント化の理念と技術を取り込んでいます。
上海-南京-合肥を結ぶ高速鉄道は上海-重慶-四川高速鉄道の東ルートで、中国高速鉄道網の長江沿いの高速鉄道回廊の重要な一部を成しています。このプロジェクトの完成後は、上海大都市圏、南京都市圏と合肥都市圏の間に新たな高速通路が通じることになります。(提供/CRI)
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