中国各地で秋の鑑賞シーズン突入、活況に沸く観光市場

人民網日本語版    2024年10月24日(木) 16時30分

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秋が深まる10月になると、中国各地では紅葉などが見頃を迎え、美しい秋景色が広がる。写真は万里の長城。

秋が深まる10月になると、中国各地では紅葉などが見頃を迎え、美しい秋景色が広がる。そして、多くの人がこうした景色を楽しもうと旅行に出かけ、観光市場が活況に沸いている。中央テレビ網が伝えた。

中国各地ではここ数日、秋の鑑賞ベストシーズンが次々到来している。北京の八達嶺長城(万里の長城)や香山公園などでは紅葉が見頃を迎えている。今シーズンの秋、北京は観光客に秋のムード漂う北京をじっくりと楽しんでもらおうと、「秋の景色が最も美しい公園」10カ所や「秋の景色が最も美しい道」10本といった観光ルートを打ち出した。

吉林省長春市は落ち葉の景色が最も美しい道路5本を選出し、指定のエリア内で落ち葉を清掃してしまわずに残したままにしている。そして落ち葉の中を走る路面電車といった美しいシーンが人々を引き付け、カメラに収めようと多くの人が集まっている。

遼寧省本渓市には約1万7667ヘクタールの土地にカエデの木が植えられており、その品種は10種類以上。今シーズンの秋は赤や黄色に染まったカエデを鑑賞しようとやって来る観光客の数が大幅に増加しており、現時点でその数は延べ490万人に達し、前年同期比43%増以上となっている。

新疆ウイグル自治区バリンゴリン・モンゴル自治州ロプノール県ロプ人村寨では黄金色に染まったコトカケヤナギが砂漠や湖と「競演」する絶景が広がっており、1日当たり約6000人の観光客が訪れ、帰るのが名残惜しい気持ちにさせている。

江蘇省宿遷市の三台山国家森林公園には133.3ヘクタールのカラフルな花畑が広がっている。その絵画のような絶景を見ようと多くの観光客が押し寄せ、近場旅行と短距離旅行ブームが生じている。

四川省の黄竜景勝地では五彩池が「秋の装い」を披露している。そして同省の成都駅と黄竜九寨駅を結ぶ高速鉄道が先ごろ開通したのを背景に、同景勝地を訪れる観光客の数は1日当たり延べ2万3000人以上に達している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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