台湾・蔡英文前総統が欧州3カ国訪問、「多くの良き友人が支持」と強調

Record China    2024年10月26日(土) 7時0分

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台湾の蔡英文前総統が10月中旬、欧州3カ国を訪問。「多くの欧州の良き友人が台湾を支持し、団結を示してくれている」と強調した。写真は台湾・蔡英文前総統のフェイスブックより。

台湾の蔡英文前総統が10月中旬、欧州3カ国を訪問した。中国は「『台湾独立』勢力に誤ったシグナルを送らないよう関係国に求める」とけん制。蔡氏は「多くの欧州の良き友人が台湾を支持し、団結を示してくれている」と強調した。

台湾・中央通信社によると、蔡氏にとっては今年5月の総統退任後、初の海外訪問となった。12日に台湾を出発し、1カ国目はチェコを訪問。国際会議「フォーラム2000」で講演し、民主主義国家が団結することの重要性を訴えた。2カ国目のフランスでは上院や現地の大学などを訪れた。その後はベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)欧州議会で同議会議員と懇談するなどした。

外交部(外務省)は20日、報道資料を通じて蔡氏の欧州訪問を報告。台湾が今後も国際社会の責任ある一員として、欧州の理念が近いパートナーとの協力を深化し続け、世界や地域の安全、繁栄を共に守っていくとした。

蔡氏は歴訪中の19日、インスタグラムを更新。新型コロナウイルスの世界的流行への対応から権威主義の拡張に至るまで、台湾と欧州は終始共にあるとの認識を示した。また、多くの欧州の良き友人が台湾を支持し、団結を示してくれているとし、一段と自信と勇気を持ち、次の変化に立ち向かうとの意欲をのぞかせた。

さらに蔡氏は「台湾と欧州は民主主義や自由、基本的人権などの価値観を共に享受しているほか、世界的な挑戦に立ち向かう良きパートナーだ」と言及。「自由と民主主義が根差し、人類の尊厳を尊重する社会は権威主義の大きな挑戦や脅威に直面しても力強く発展できることを台湾は証明している」と語り、「台湾は欧州でも前を向いて歩みを進められ、世界の舞台で輝ける」として、欧州の友人と台湾人民の支持に感謝を示した。

米メディア、ポリティコは15日、蔡氏が欧州訪問後の数週間以内に米国を訪問する見通しだと伝えた。これに対し、蔡氏の事務所は16日、裏付けされていない関連の引用や報道については「コメントできない」と述べた。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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