食料品市場の「調理代行」サービスが人気に―中国

CRI online    2024年10月27日(日) 17時30分

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中国で食料品市場の「調理代行」サービスが人気になっている。

中国では最近、テークアウトやレストラン・スーパーマーケットのお総菜などの「あらかじめ作られた料理」のほか、「調理代行」のサービスがひそかに始まっています。「調理代行」の店で数元から十数元の調理代を支払えば、買ったばかりの新鮮な食材を温かい料理に変えることができます。新鮮な食材をその場で調理し、味はお好みどおりにしてくれます。

上海市浦東永泰路のある食料品市場では、飲食店オーナーの李冬さんとシェフにとって午後6時半は最も忙しい時間帯です。20平方メートルほどの店の外に設置された食事エリアは既に客でいっぱいです。他にも、近隣の住民たちも市場で新鮮な食材を買ってきて、李さんのところに直接持ち込んで調理してもらい、持ち帰って食べています。

李さんは、「上海のサラリーマンは、家で料理を作る条件がそろわない可能性があるので、野菜市場で、徐々に買った食材を調理するサービスを提供するようになった」と話しました。1品の調理費用は6元(約130円)、肉や魚を使った多少手の込んだ料理は十数元(200~400円)、また、鶏やアヒル、魚だけを買ってきた場合、李さんの店では野菜を含むおかずを付け合わせるサービスも提供しています。

同様の調理代行サービスは上海以外にも、浙江省や江西省、広東省などでも登場しています。浙江省義烏市新馬路の町内市場では、この10月1日に「代炒」(調理代行)サービスが正式にスタートしました。60代の王さんは調理代行に頼んで料理してもらうのは2回目で、調理してもらったのは豚の大腸でした。「毎日野菜を買いに来ている。この隣に住んでいる。料理代行人は私たちよりもおいしく作ってくれるし、食材もきれいに処理されている」と満足げに言いました。王さんによりますと、味は別として、調理代行人に作ってもらう料理は普通のレストランやテークアウトよりも新鮮でお得で、自分で食べたいものを市場で買ってきて、洗ったり、切ったり、炒めたりのすべての過程を自分の目で確認することができます。家政婦を探してご飯を作ってもらう定番のやり方より、代わりに調理人に料理を作ってもらうパターンの方がより柔軟です。

江西省萍郷市で「九洲随便」という名のレストランを経営している陳鵬さんは数年前からこの業務を手がけており、ますます皆から受け入れられています。「最初は3軒だったが、徐々に8軒までが広がった。利用者はここが便利だと思うだろう。食材が新鮮で、その場で買って、切って、炒める。冷凍食品や、作り置きのようなものはない」と話しました。(提供/CRI

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