鉄道列車がイノシシと衝突、線路に降りて対処していた作業員が別の列車にはねられ死亡―中国

Record China    2024年10月29日(火) 17時0分

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中国の鉄道路線でイノシシと衝突した列車事故の対応に当たっていた作業員が別の列車にはねられて死亡する事故があった。写真は南京南駅。

中国の鉄道路線でイノシシと衝突した列車事故の対応に当たっていた作業員が別の列車にはねられて死亡する事故があった。中国メディアの澎湃新聞が29日に報じた。

報道によると、27日午後5時17分ごろ、南京南駅-紫金山東駅間の線路に野生のイノシシが侵入し、回送列車D5515と衝突、設備故障を引き起こした。同列車に乗っていた25歳の技術作業員が線路に降りて調査および処理を行っていたところ、隣接した線路を走ってきた別の列車にはねられた。作業員は応急処置を受けたがその後死亡したという。

この事故で、列車の運行に大幅な遅れが生じた。27日夜にはSNS上に南京南駅が大混雑している様子を撮影した写真が相次ぎ投稿され、「まるで春節の大移動のような混雑ぶり。ほとんどの列車が大幅に遅れている。一体何があったのか」などのコメントが書き込まれていた。

中国のネットユーザーからは「これは不幸すぎる」「ご冥福をお祈りします」「そばを列車が通るのに線路に降りるって危険すぎない?」「なんか違和感があるな」「列車調整か作業員のどちらかがルールに反していたのだろう」「鉄道会社内部に高圧的な管理があったのでは?作業員は早く解決しなければというプレッシャーで自分の安全を忘れてしまったのだろう」「動物の中には、過剰に保護されている種類もいる」「すべてイノシシのせい」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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