人民網日本語版 2024年11月2日(土) 13時0分
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チャイナ・モバイルはこのほど、AIスマートアシスタント「霊犀」を打ち出した。
声でアプリを起動し、スケジュール計画、生活サービス、AI(人工知能)速記、チャットコンパニオンなどの機能に対応し、さらに専門的なワンストップスマートサービスを提供できる。中国移動(チャイナ・モバイル)はこのほど、AIスマートアシスタント「霊犀」を打ち出した。アプリ、テレビの大画面、クラウド携帯電話などに対応している。ユーザーは音声指示を出すだけで、シーンを跨ぐスマートサービスを起動できる。人民日報が伝えた。
このほど行われた2024中国移動グローバルパートナーシップ大会メインフォーラムで、中国工業・情報化部の趙志国(ジャオ・ジーグオ)チーフエンジニアは、「中国のAIコア産業企業数は4500社以上で、登録済みでリリースされた一般向けのサービスを提供する生成AIサービス大規模言語モデルは200近くで、登録ユーザー数は6億人を超えている」と説明した。
AIのインフラ整備、シーン応用、テクノロジーイノベーションのナショナルチームとしての通信事業者が次々とAI分野に投資し、段階的な成果を上げている。
インフラ整備。3大通信事業者は400Gオールフォトニクス・ネットワーク、コンピューティング・ハブノード、万卡スマートコンピューティングクラスターなどのインフラ整備を急いでいる。うち中国電信(チャイナ・テレコム)と中国聯通(チャイナ・ユニコム)は上海や青島などの地域で万卡スマートコンピューティングクラスターと新世代スマートコンピューティングセンターを建設した。一方で、中国移動はフフホトとハルビンで、世界の通信事業者の間で最大の単一スマートコンピューティングセンターと最大の国産化スマートコンピューティングセンタークラスターを完成させた。
関連サービス能力の構築に注力。3大通信事業者はそれぞれ「星辰」「元景」「九天」大規模言語モデルに基づき、数十の業界AI大規模モデルを打ち出している。うち中国移動は「九天」善智マルチモーダルベースモデルを発表するとともに、30種の独自開発業界大規模言語モデルを打ち出している。同ベースモデルは長文テキストのスマート解析、全二重通信による音声インタラクション、動画・画像処理、構造化データディープインサイトなどの面において能力の向上を実現した上、11メーカーの17種の国産AI半導体を搭載し、金融、交通、エネルギー、製造などの10以上の業界を網羅している。
各種製品・サービスを打ち出す。うち中国移動は世界でいち早く5G新通話大規模商用化を実現し、スマート翻訳などのスマートアプリを打ち出し、ユーザー規模で1000万人を突破。咪咕視頻はAI観戦インタラクション体験を打ち出し、クラウドパソコン、クラウド携帯電話、モバイルクラウドストレージなどの製品のAI化アップグレードを実現した。
中国移動の楊傑(ヤン・ジエ)会長は、「当社はインターネット+5Gから『AI+』新時代に前進中だ。『AI+』行動計画の実施、そして施設の高度化、シーン応用、テクノロジーイノベーション、エコシステムの共同建設の推進に力を入れ、新たな質の生産力の育成と発展を加速させる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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