「すべてパーフェクトに判断」、中国・武漢で豪紙が自動運転体験記―中国メディア

Record China    2024年11月4日(月) 23時30分

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中国の武漢市では自動運転タクシーが商用化されている。中国メディアは豪紙が掲載した自動運転体験記を紹介。「すべてをパーフェクトに判断した」などと伝えた。写真は武漢の自動運転タクシー。

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人工知能(AI)と自動運転技術の急激な発展に伴い、中国の武漢市では自動運転タクシーが商用化されている。中国メディアはオーストラリア紙が掲載した自動運転体験記を紹介。「ラッシュ時でも車のセンサーは周辺のすべてをパーフェクトに判断した」などと伝えた。

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豪紙「オーストラリアン」の記者体験記によると、武漢の自動運転のレベルはやはり同じような取り組みが進む米サンフランシスコと同等ではない。電気自動車(EV)メーカー「テスラ」を経営する億万長者のイーロン・マスク氏は10月、ハリウッド映画を通じ自動運転車の世界に関するビジョンを思い描いたが、記事は「武漢が2022年に未来構築に着手していたことを知らずに」と皮肉った。

中国のテック大手・百度は武漢市で400台以上の自動運転タクシー「萝卜快跑」を営業に投じている。同社はさらに年内に武漢への配備を1000台に増やす予定だ。中国ではほぼ毎月、別の都市が自動運転タクシーチームの追加計画を発表する。百度だけでも中国の十数都市で事業展開しており、その競合他社である小馬智行や文遠知行なども展開を加速している。


記事の筆者は百度の「萝卜快跑」第5世代自動運転タクシーに2回乗車。その運転レベルはまさにベテラン級だった。うち1回は夜のラッシュ時で、ホワイトの「萝卜快跑」は交通量の激しい立体交差橋の下でなんとかUターンした。自動車のセンサーは周辺のすべてをパーフェクトに判断した。

その後、ミニバンが急に目の前を遮ったが、「萝卜快跑」はF1チャンピオンドライバーのように反応し急ブレーキをかけた。周辺の車がそろってクラクションを鳴らし、人のドライバーに恥ずかしい思いをさせた。


ある市政府職員によると、年老いた母は自動運転タクシーで買い物に出かけるようになった。以前はいつも彼が店まで車で送っていたという。この職員は「自動運転車を購入したい。母が乗っていない時に自動運転タクシーとし、臨時収入を得ることができる」と期待を寄せた。

グーグルの親会社から分社化したWaymoは百度にとって唯一のライバル。同社はサンフランシスコで約400台の自動運転タクシーを持つ。

豪州のアルバニージー政権は中国製スマートコネクテッドカーのソフト・ハードウェアの使用の全面禁止を検討中の米国に、もしくは中国製EVに追加関税を導入するEUに倣うつもりはないと表明。体験記は「中国製であっても米国製であっても、豪州人はいつか自動運転車がもたらすメリットを実感するだろう」と結んだ。(編集/日向)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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