<バドミントン>世界ランク1位の中国選手が試合中に倒れストレッチャーで運ばれる

Record China    2024年11月2日(土) 9時10分

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1日、紅星新聞はバドミントン男子世界ランキング1位の中国の石宇奇が試合中に倒れて救急搬送されるアクシデントがあったと報じた。

2024年11月1日、紅星新聞はバドミントン男子世界ランキング1位の中国の石宇奇(シー・ユーチー)が試合中に倒れて救急搬送されるアクシデントがあったと報じた。

記事は、福建省福州市で10月31日に行われた2024年全国バドミントン団体選手権男子準々決勝の江蘇省対上海市で、江蘇省チームとして第5試合のシングルスに出場した石が試合中に体の不調を訴えてコートに倒れ、ストレッチャーに乗せられて救急搬送されたと紹介。その後、病院で経過を観察しているとのことで、発熱によるダウンという情報筋の話を伝えた。

準々決勝は江蘇省と上海市がそれぞれ2試合を取り、勝敗の行方は第5試合にかかっていた。石は第1ゲームを21−19で取った後、第2ゲームに1−9と大きくリードを奪われた際に体調不良を訴えてメディカルタイムアウトを取得。ドクターが石の様子を観察した上で試合続行は困難と判断するとともに、担架に乗せて直ちに病院へと搬送させたという。

記事は、世界バドミントン連盟が10月22日に発表した今年第43週の世界ランキングで、石が男子シングルスの世界1位となったことを紹介する一方、パリ五輪の男子シングルスで第1シードながら8強止まりとなって以降、思ったような戦いができていなかったと指摘。9月には江蘇省常州市で開かれた中国オープンに出場したもののインドネシア選手に完敗してベスト16で敗退としたとし、本人が「こんな結果になったのは、故障とメンタル両方に問題があるからだろう。でもうまくプレーできなくても仕事はしなければいけない。そうでなければ言い訳すらできない」とコメントしていたことを伝えた。

そして、石の状況について以前、北京五輪、ロンドン五輪の男子シングルス金メダリストで20年に引退した林丹(リン・ダン)氏が一定期間休養して調整すべきだとの考えを示していたことを紹介。一方で石が「休息は必要かもしれないが、決断するのは難しい。自分自身どうしたらいいのかがわからず、混乱している。どうしたら現状を変えられるのか。体の状況を見てまだ続けるのか、終わりにするのか、よく考えたい。現時点でははっきり言えない」と迷いを見せていたことを伝えた。

記事は、28歳の石が「迷いに満ちた十字路」に立っているとし、年齢的にはまだまだ現役を続行できるものの故障が石のエネルギーを大きく奪っていると紹介。若い世代の選手がまだ自身を追い抜くに至っていない状況の中で「頭を中をすっきりさせ、結論を出すまでにはなおも時間が必要のようだ」と評した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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