中国国家博物館とギリシャのアテネにある国立考古学博物館の共催による特別展「美の多元化－古代ギリシャの芸術と生活」が6日から中国国家博物館で開催されます。愛と美の女神として知られるアフロディーテやペルシア王キュロスの像が中国で初公開されます。

特別展は四つのパートから構成され、約279点の代表的な文化財を通じて、古代ギリシャの新石器時代からヘレニズム時代末期までの約5000年の長い歴史の中で、「美」のテーマに対する探求と創造が表現されています。

国立考古学博物館の考古学者サッフォー・アタナソプル氏の紹介によると、今回の279点の文化財は厳選されたもので、ギリシャ社会のさまざまな側面を反映しており、新石器時代からヘレニズム時代、そして古代ローマ時代まで網羅しており、非常に貴重な展示品ばかりということです。中にはギリシャ国外に出るのが初めてのものもあり、例えば女神アフロディーテも国外に出るのは初めてです。

長い歴史の歳月における「美」の変遷が、展示の目玉となります。展示ホールの面積は2000平方メートルで、陶器、青銅器、金器、ガラス器、壁画、彫刻などの貴重な文化財を通じて、「日常」「装飾」「人体」の三つの角度から古代ギリシャの美学がアピールされます。特別展は2025年6月まで開催される予定です。（提供/CRI）