TikTok運営のバイトダンス、コンプラ違反で103人解雇=中国ネット「人員削減?」

Record China    2024年11月6日(水) 12時0分

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5日、澎湃新聞は、ショート動画アプリTikTokを運営するバイトダンスがコンプライアンス違反により103人を解雇したことを明らかにしたと報じた。

2024年11月5日、中国メディアの澎湃新聞は、ショート動画アプリTikTokを運営するバイトダンスがコンプライアンス違反により103人を解雇したことを明らかにしたと報じた。

記事は、バイトダンスがこのほど社内向けに発表した今年4回目の「企業コンプライアンス・職業道徳委員会通報」の中で、アウトソーシングや実習生を含む103人をコンプライアンス違反で解雇し、このうち11人は刑事犯罪案件として公安機関に立件され、捜査を受けたことを明らかにしたと紹介。刑事犯罪として立件された11人の容疑の内訳は業務上横領が1人、収賄が5人で、残りの5人については容疑が明らかにされていないとしたほか、業務や部門別ではEC業務が3人、ライフサービスが3人、TikTokが2人、コーポレートサービス、人材・マネジメント、経理がそれぞれ1人だったと伝えている。

また、「通報」では特に、今年6〜7月に発生して世間でも注目を集めた「実習生によるAIモデルトレーニング破壊事件」について詳しく取り上げられており、「商業製品・技術の元実習生が、チームのリソース分配に対する不満から、コードの書き換えにより研究プロジェクトの人工知能(AI)モデルトレーニングタスクに対して悪意ある攻撃を加えてリソースを損耗させた。会社はこの実習生との契約をすでに解除している」と報告するとともに、トラブル発生時には管理職の職務や監督管理の責任を特に厳しく追及する姿勢を示したことを紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「利益の交換が発生する場所には腐敗はつきもの。摘発されたということは、有力な後ろ盾がなかったとしか言いようがない」「どの会社の工場でも同じようなことが起きてるんだろうな」「むしろ103人のというのは少なすぎると思うが」「これは人員削減策の一環かもしれないぞ」「民間企業だからここまで通知されるのであって、これが国有企業だったらコンプライアンス審査なんて形だけで、何の審査結果も通知されない」「不正が見つかる前にやめた人も多いんだろうな」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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