中国・北京首都国際空港で2日、離陸間際の飛行機内で女性が突然「降りる」と言い出すトラブルがあった。中国メディアの瀟湘晨報などが6日付で報じた。

報道によると、同便がまもなく離陸するという時に女性が降りると言って騒いだため、機長は安全面を考慮して、滑走路から駐機場に引き返したという。

目撃者によると、女性は祖母の葬式のために帰省しようとしていたが、濃霧のため同便の離陸が遅れた。その後、離陸が可能になったものの、家族から「間に合わないので帰って来なくていい」との連絡が入ったため、降機を申し出たという。

このトラブルにより、同便にはおよそ3時間の遅れが発生したとのこと。

中国のネットユーザーからは「まったく迷惑な話だ」「緊急でないのに降りようとして飛行機を遅らせたら、航空会社や他の乗客に賠償すべき」との声がある一方、「飛行機は乗客を乗せたまま1時間以上も待機していたらしい。遅延によって予定が変わる乗客もいるのだから、遅れるなら一旦乗客を降ろすべき」「飛行機が定刻通り離陸していればこの乗客も降りると言っていないのだから大目に見るべき」といった声も上がっている。（翻訳・編集/北田）