習近平国家主席は8日午後、北京市内の人民大会堂で、中国を公式訪問中のイタリアのマッタレッラ大統領と会談しました。

習主席は席上、「中国とイタリアの関係においては相互尊重、相互信頼、互恵・ウィンウィンが常に最も鮮明な基調であるべきだ。双方は、中国・イタリア政府委員会や各分野の対話メカニズムの役割を十分に発揮し、交流を強化し、相互信頼を強化して、引き続き互いの核心的利益や重大な懸念を理解し、支持し、互いに支持し合う戦略パートナーになるべきだ」と述べました。

習主席はまた、「中国は欧州を中国式現代化実現のための重要なパートナーと考えており、双方は協力とウィンウィンを堅持し、相違点を適切にコントロールし、中国とEUの関係を成熟させ、安定させるべきだ。中国はEUとの協力を強化してグローバルな課題に取り組みたいと望んでおり、イタリアが積極的な役割を果たすよう希望している」と期待を示しました。

マッタレッラ大統領は、「イタリアは一つの中国の原則を堅持し、一貫して中国を重要なパートナーと見なしており、イタリアと中国の全面的な戦略パートナーシップ樹立20周年を中国と共に祝うのを契機として、経済、貿易、科学技術などの分野での協力を強化し、二国間関係を新たな段階に引き上げていくことを期待している。イタリアは中国と緊密かつ多面的に協力し、世界の平和と安定のためにイタリアと中国の二大文明の知恵で貢献していきたい」と述べました。

会談後、両首脳は文化や科学技術、教育、世界遺産などの分野における二国間協力文書の署名に立ち会いました。（提供/CRI）