万里を横断したヘラシギ「8V」が広西で6年連続の越冬―中国

CRI online    2024年11月9日(土) 23時30分

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中国南部の広西チワン族自治区防城港市のビーチでは最近、渡り鳥たちが忙しく餌を探したり遊んだりする光景が広がる一方、岸辺は、バードウォッチングに訪れた愛好家たちでにぎわっています。

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中国南部の広西チワン族自治区防城港市(ぼうじょうこう)のビーチでは最近、渡り鳥たちが忙しく餌を探したり遊んだりする光景が広がる一方、岸辺は、バードウォッチングに訪れた愛好家たちでにぎわっています。

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バードウオッチャーたちはこのビーチで偶然、知り合って「6年」になる旧友、ヘラシギ(Eurynorhynchus pygmeus)「8V」に出会いました。

ヘラシギは世界中で絶滅の危機に瀕している鳥類で、中国の国家一級重点保護野生動物でもあります。くちばしは黒く、その先端はシャベルの形をしており、小さなポケットサイズのスプーンのように見えます。餌を探す様子はとても真剣で、多くの野鳥愛好家から「スプーン持参」の鳥と呼ばれています。


バードウオッチャーの黄さんによりますと、ヘラシギ「8V」は2019年の夏にロシアのチュクチのヘラシギ繁殖地で生まれ、観察しやすいよう、ロシアの専門家から足に「8V」のマークを付けられており、今年で満5歳になる雄だということです。黄さんはその後も、毎年の9月から翌年3月にかけて、数日おきに防城港市のビーチで「8V」の姿を撮影することができました。今年の冬も「8V」が約束通りやってきたことに、黄さんらバードウオッチャーたちはとても喜んでいます。(提供/CRI

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