中国初の冷熱エネルギー交換所が天津で運営開始

人民網日本語版    2024年11月14日(木) 20時30分

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中国初の冷熱エネルギー交換所が天津で運営を開始した。

中国石油化工集団は13日、天津南港で正式に中国初の冷熱エネルギー交換所の運営を開始した。年間処理能力は260万トン以上。同プロジェクトは中国が液化天然ガス(LNG)受入基地と大型石油化学製品生産装置間のエネルギーカップリングを初めて実現したもので、毎年1300万立方メートルの天然ガスと300万kWhの電力を節約でき、エネルギーのグリーン・低炭素トランスフォーメーションのさらなる促進に対して重要なモデル的意義を持つ。光明日報が伝えた。

プロジェクトはLNGを冷エネルギーとし、エチレン生産装置の余熱を熱エネルギーとし、クリーンエネルギーのメタノールを中間媒体とする。生産プロセスでは、エチレン生産装置は冷エネルギーにより設備を冷まし安全生産を保証する必要があり、LNGは熱エネルギーにより低温のLNGを加熱しガスにする必要がある。従来的な手段では、エネルギー消費設備により冷却・加熱していたのに対し、同プロジェクトは革新的にメタノールを通じ、高低温熱交換器の中でエネルギー交換を行い、冷熱エネルギー循環を形成することで、エネルギー消費量を効果的に減らし、グリーンな生産を実現する。

このエネルギー交換所は1時間当たり346トンという中国最大の冷エネルギー利用量を記録し、22kmに達する超長距離冷エネルギー輸送も実現した。冷エネルギーの狭い範囲でしか使用されないという中国の歴史を完全に変え、LNG冷エネルギー利用の規模と距離の二重の壁を突破した。同時に新たに研究開発された熱・冷熱交換技術により、冷エネルギーの変換効率が95%を超え、中国の冷エネルギー利用率で1位になった。LNG冷エネルギー利用の高いポテンシャルをさらに検証した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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