米国のブリンケン国務長官は現地時間13日、ブリュッセルにある北大西洋条約機構（NATO）本部を訪問しました。

中国社会科学院ロシア・東欧・中央アジア研究所の張弘研究員はブリンケン長官のNATOへの電撃訪問の真意について、「狙いはNATO主導のウクライナ支援体制の構築を推進することにある」という見方を示しました。

張研究員は、バイデン政権は米大統領選で当選したトランプ氏が、就任後にはウクライナへの軍事援助を停止する可能性があることを考慮して、NATOは緊急対応メカニズムを構築して、ウクライナへの支援が中断されないことを確保する必要があると判断したことが訪問の背景という考えを示しました。張研究員はブリンケン長官のNATO訪問の目的についてさらに、「西側が現在ウクライナに対して行っている政策を可能なかぎり同じ水準で継続させ、バイデン政権の外交戦略が引き続き実行されることを確保する。これによって西側がウクライナに対する支援と約束をできる限り維持していくことにある」と分析しました。（提供/CRI）