中国外交部の林剣報道官は15日の定例記者会見で、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が本日、締結4周年を迎えたことについて、「RCEPが発効して以来、関税の減免、通関の簡素化、貿易・投資円滑化などの制度的配当を継続して実施し、地域の産業・サプライチェーンの安定と円滑化が強化され、地域経済を質の高い発展の新たな段階に押し上げた」と述べました。

林報道官はまた、「中国とRCEP加盟国との今年第3四半期までの輸出入は前年同期比4．5％増の9兆6300億元（約207兆円）に上った。昨年、中国からRCEP加盟国への非金融部門の直接投資は前年同期比26％増の180億6000万ドルに達し、中国から世界全体への投資の伸び率を14ポイント上回った。中国は今年、RCEPの非ASEAN輪番議長国として、各方面が合意をハイレベルで履行するよう積極的にリードし、地域全体におけるRCEPの実施効果を引き続き向上させるために大きな貢献をしている。われわれは引き続きRCEPを全面的かつハイレベルで実施し、地域の経済貿易の繁栄と経済一体化の推進に向け、より多くのパワーを注入し、アジア太平洋地域の人々により多くの成果をもたらしていく」と述べました。（提供/CRI）