人民網日本語版 2024年11月17日(日) 5時30分
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習近平国家主席は現地時間15日午後、ペルーのリマで行われたアジア太平洋経済協力(APEC)の非公式首脳会議にあわせて、日本の石破茂首相と会談を行った。
会談の中で習主席は、「現在、国際・地域の情勢は混迷しており、中日関係は改善・発展する重要な時期にある。中日両国は隣国であり、いずれもアジアと世界において重要な国であるため、両国関係は二国間をこえた重要な意義を持っている。中国は日本と共に、中日間の4つの基本文書の確立した原則と方向に照らして、『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という中日の重要な共通認識を堅持し、共に中日の戦略的互恵関係の推進に努め、新たな時代の要求に沿った建設的かつ安定的な関係構築に尽力していきたい」と指摘した。
また習主席は、「中国の発展は世界のチャンスで、日本などの周辺諸国にとっては、よりチャンスとなる。日本側には中国側と共に、正しい相互認識を確立し、戦略的観点と全局的視野から両国関係の正しい方向をしっかりと把握し、双方が達成した重要な政治的共通認識を具体的な政策と実際の行動によって実行に移し、歴史を直視し、未来に向かって、歴史や台湾地区などの重要な原則的な問題を適切に処理し、建設的に溝を管理・コントロールし、両国関係の政治的基礎をしっかり守ることを望んでいる。双方は人的・文化的交流と地方間交流を深化させ、両国の国民、特に若い世代の相互理解を促進しなければならない。中日の経済利益と産業チェーンとサプライチェーンは深く融合しており、双方は協力・ウィンウィンを堅持し、世界の自由貿易システムとサプライチェーンの安定・スムーズな流れを維持しなければならない。そして国際・地域における協力を強化し、真の多国間主義を実践し、開かれた地域主義を発揚し、世界的課題に共同で対応していかなければならない」とした。
双方は、ハイレベル交流を継続し、経済や人的・文化的分野のハイレベル交流における対話メカニズムを活用して、日本の福島原発汚染水の海洋放出問題において達成した共通認識をできるだけ早く実際の行動に移していくことで一致した。(提供/人民網日本語版・編集/TG)
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