元AKB48メンバーの小嶋陽菜さんが都内で男に抱き付かれて倒された事件で、容疑者の男が「中国籍」と報じられたことを台湾のメディアがこぞって取り上げている。

報道によると、男は10月28日に渋谷駅前の交差点近くでイベントを終えた小嶋さんを待ち伏せして抱き付き、転倒させた。駆け付けた警察官によって現場で逮捕された42歳の男については、当初「自称・台湾人留学生」と報じられていたものの、18日の報道では「中国籍の留学生」と伝えられた。

この情報に台湾のメディアは一斉に反応。中天新聞網は「小嶋陽菜さんを押し倒した痴漢、42歳の大陸の留学生」と報じ、ミラーニュースは「小嶋陽菜さんを突然襲った狂ったファンは台湾人の男ではなかった！」と報道。FTNN新聞網は「小嶋陽菜さんを押し倒して逮捕！痴漢が『台湾人留学生』とうそをつくも、実際はなんと中国人」と報じ、民視新聞網は「小嶋陽菜さんに抱き付いた42歳の男が台湾人と言い張るも逮捕されてみれば中国人」と伝えている。

また、Newtalk新聞は「中国の男が台湾人になりすまし日本の女性スターに抱き付く」と、鏡週刊は「台湾人男性は濡れ衣！小嶋陽菜さんを押し倒したのは42歳の中国籍留学生」と、太報は「小嶋陽菜さんに抱き付いた自称・台湾人留学生の本当の身分が明らかに！中国人だった」と、CTWANTは「逮捕時に台湾人と名乗っていた痴漢、警察が調べたら中国籍」と、eNewaは「キモ男が『台湾人』とデタラメも調べたら中国籍」と伝えた。

このほか、中国のSNS上でもこの情報は伝わっており、中国のネットユーザーからは「逮捕された時に自分は台湾人と言ってたのに、まったく…」「自称・台湾人と言われていた時からきっとそうだと思ってた」「中国は人口の母数が大きいから色んなクズがいるんです」との声がある一方、「実際、台湾人なんだよ」「台湾は中国の一部なのだから何も間違っていない」「彼は台湾人じゃないのか？台湾人は中国籍だろう」といった声も上がっている。（翻訳・編集/北田）