主要20カ国・地域第19回首脳会議（G20サミット）出席などのためにブラジルのリオデジャネイロに滞在中の中国の習近平国家主席は現地時間18日午前、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相と会談しました。

習主席は、「中国とオーストラリアの間に根本的な利益の衝突はなく、双方が相互尊重、平等、『共通点を求めて相違点を残す』などを堅持すれば、両国関係は必ず良い方向に発展できる。中国側はオーストラリア側と共に、より成熟して安定し、より実りある両国の全面的な戦略パートナーシップの構築を推進し、地域と世界により多くの安定性と確実性を注入していきたい」との考えを示しました。

習主席はさらに、「今年の中国国際輸入博覧会には250社以上のオーストラリア企業が出展し、過去最高を記録した。これはオーストラリア企業が中国経済と両国の協力に投じた『信頼の一票』だ。双方は互恵・ウィンウィンの協力構造の拡大を堅持しなければならない。中国側はより多くのオーストラリアの良質な製品を輸入し、中国企業のオーストラリアへの投資興業を奨励するとともに、オーストラリア側が中国企業に公平かつ透明で非差別的なビジネス環境を提供することを望んでいる」と述べました。

アルバニージー首相は、「オーストラリア側は一つの中国政策を堅持し、『デカップリング』に反対し、経済のグローバル化を推進することを主張し、中国側とエネルギー転換、気候変動などの面での協力を強化したい。オーストラリア側は中国が2026年アジア太平洋経済協力会議の開催国を務めることを支持し、中国側と多国間の意思疎通を強化し、地域の平和と安定と繁栄発展を促進することを望んでいる」と述べました。（提供/CRI）