サッカー日本代表MF久保建英が中国代表との試合後、「ここ何試合かスライドの力でカウンターで得点を取っている。並大抵の欧州クラブよりも早いイメージがあった。ちょっとびっくりしました」と語ったことが中国でも紹介され、SNSの微博（ウェイボー）では「日本選手が中国代表を称賛」がトレンド上位に浮上した。

日本は19日、中国・アモイで行われた2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループC第6節で中国と対戦。前半39分に左コーナーキック（CK）からFW小川航基がヘディングシュートを決めて先制すると、前半アディショナルタイムにも再びCKからDF板倉滉がダイビングヘッドで押し込んで追加点を奪い、前半を2-0で折り返した。中国は後半4分にカウンターからのルーズボールをFW林良銘（リン・リアンミン）が右足で決めて1点を返したが、日本は後半9分に小川が右からのクロスに頭で決めて、中国の反撃ムードを断ち切った。

ウェイボーでは「日本選手が中国代表を称賛」との投稿に、「称賛？リップサービスでしょ」「わーい先生に褒められた」「今日は敗れたけど、得点の場面以外にも何回か良いシーンを作れていた。来年の残り4試合に期待を抱かせる内容だったと思う」「攻撃はまずまず、でもセットプレーの守備が絶望的」などのコメントが寄せられた。

日本は勝ち点を16に伸ばして首位を独走。来年3月にホームで行われる第7節のバーレーン戦に勝てば、3試合を残してグループ2位以内が確定し、8大会連続のW杯出場が決まる。

中国は4位から最下位の6位に転落したが、3位のインドネシア、4位のサウジアラビア、5位のバーレーンと勝ち点6で並び、2位のオーストラリアとも勝ち点1差とW杯出場の可能性を残している。（翻訳・編集/柳川）