国際機関が「シャークフィニング」禁止の動きも、日本と中国が反対―独メディア

Record China    2024年11月22日(金) 7時0分

拡大

20日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、国際組織がサメのヒレだけを切り取る「シャークフィニング」漁法を禁止する動きを見せる中で日本と中国が反対していることを報じた。

(1 / 4 枚)

2024年11月20日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、国際組織がサメのヒレだけを切り取る「シャークフィニング」漁法を禁止する動きを見せる中で日本と中国が反対していることを報じた。

その他の写真

記事は、キプロスのリマソールで11〜18日に開かれた大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の会合で、米国やベリーズ、ブラジルがサメの捕獲制限に関し「サメの捕獲を禁止するわけではなく、捕獲したサメを必ず岸に揚げることを義務付ける」提案を新たに行ったと伝えた。

そして米国などの提案は「シャークフィニングの禁止」であり、シャークフィニングについて「サメを捕獲した後にヒレ(フカヒレ)だけを切り取り、本体は海に捨てる行為」と説明。すでに数十カ国でこの「虐殺的な手法」が禁止されており、フカヒレの消費や取引を禁止する国もあるとしたほか、2019年だけで1億匹のサメが漁業捕獲によって死んだとする研究結果を紹介した。

記事は、シャークフィニングを禁止する提案に対してEUや英国を含む52カ国・地域中42カ国・地域が賛成を示した一方で、日本と中国が投票メカニズムに移行して採決を実施することを拒否したため、採決段階には入らず棚上げになったと紹介。日本は世界最大のフカヒレ輸出国、中国は世界最大のフカヒレ消費国であると伝えた。(編集・翻訳/川尻

フカヒレ

フカヒレ

フカヒレ

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携