2024年11月20日、韓国・ソウル新聞は「石破茂首相が就任後初の外国訪問で見せた不適切な態度が『外交非礼』だと物議を醸している」と伝えた。

石破首相は15～16日にペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議に出席した際、あいさつに来た外国の首脳と椅子に座ったまま握手を交わす姿や、歓迎式典に腕組みをしたまま臨む姿がカメラに映し出され、日本のSNS上で「失礼」「マナーに欠ける」などと物議を醸している。

記事は「各国首脳の歓迎式典でペルーの伝統文化公演が行われているときには、石破首相が退屈そうな表情を浮かべて腕組みをしている姿がカメラに捉えられた」「真剣な表情で見守る尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の姿と比較し『対照的だ』と指摘する声も出ている」などと説明している。

また、各国首脳が集まった16日の記念写真撮影に石破首相が欠席したことも問題となっている。記事は「事故渋滞に巻き込まれたため記念撮影に間に合わなかったとされているが、良くないことが続いている現在の石破首相にとって象徴的な場面だとも言われている」と伝えている。

これを見た韓国のネットユーザーからは「実際の様子を見ると、石破首相に対してやや傲慢で無礼な印象を受けるのは確か」「座ったまま握手はさすがにないよね」「謙虚な尹大統領。やっぱり外交の達人だ」「尹大統領の勝利」「日本が韓国をうらやんでいる」などの声が上がっている。

また「文在寅（ムン・ジェイン）前大統領のとき、石破首相と同じ状況だった。団体写真に写れず非難されたよね？」「文前大統領よりは100倍まし」「どこの国のどの大統領や首相でも、文前大統領が成し遂げた中国での10回中8回一人飯記録には勝てない」との声や、「尹大統領は国民の前では偉そうな態度なのに、外国では萎縮している」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）

ＡＰＥＣ首脳を集めたペルー・リマの大統領官邸での式典。
日本の総理大臣の様子はこちら↓ pic.twitter.com/TwqF6F4ihV

— Mi2 (@mi2_yes) November 18, 2024