英国の統一を静かに祈る中国=分裂活動の国外への波及を恐れる―海外メディア

Record China    2014年9月19日(金) 11時35分

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17日、ロイターは「世界が固唾をのんで見守るスコットランドの住民投票、大多数は『ノー』を望む」と伝える記事を掲載した。写真はスコットランドのエディンバラ。

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2014年9月17日、ロイターは「世界が固唾をのんで見守るスコットランドの住民投票、大多数は『ノー』を望む」と伝える記事を掲載した。環球網が伝えた。

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自国の国益と地政学的な観点から、中国、米国ロシア、インドといった大国は、英国が統一を保つことを静かに祈っている。不安定な世界情勢の中で分裂の先例を作り、それが他国に波及することを恐れているのだ。

国連安保理事会ではたびたび英国と衝突するロシアと中国も、英国の分裂は望んでいない。自国にも国内の分裂運動を抱えているからだ。スコットランドの独立を支持しているのは、クルドやカタルーニャといった独立を果たしていない地域にとどまっている。米国とインドも「スコットランド人が決定することだ」としながらも、独立には否定的な態度を見せている。

チベット、台湾問題で外部からの干渉を拒んでいる中国は、スコットランド独立論を緊張と疑惑のまなざしで見つめている。政府は公式見解を出していないが、人民日報海外版は「独立すればどちらも敗者になる」というコメントを出している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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