Record China 2024年11月21日(木) 18時0分
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香港メディアの香港01は21日、「サッカーの試合は戦場ではない。サポーターの狂気が日中間の悲劇に発展することに注意せよ」と題する記事を掲載した。
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サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終(3次)予選の中国対日本戦でのトラブルをめぐり、香港メディアの香港01は21日、「サッカーの試合は戦場ではない。サポーターの狂気が日中間の悲劇に発展することに注意せよ」と題する記事を掲載した。
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19日に行われた試合では、会場となった中国・アモイの白鷺体育場の敷地内で日本代表のユニフォームを着た男性が中国サポーターに取り囲まれ、「売国奴」などと罵倒される騒動があった。その後、男性は警備員に保護されながらテントに移動し、ユニフォームを脱がされた。
記事は、「男性が中国人か日本人かは今のところ不明だが、日本代表のユニフォームを着るという行為は違法ではない」と指摘。中国サッカー協会が試合前に「ポジティブかつ健全な方法で応援し、下品なことを行わないように」と「文明的な観戦」を呼び掛けていたことを紹介しつつ、「残念ながら男性を取り囲み、罵倒したサポーターらは明らかに『文明的な観戦』から逸脱していた」とした。
また、過去に中国のサポーターが日本代表選手が乗るバスを取り囲んだことがあったことに言及し、「このような過激で狂気的な行動をするファンは人数から言えばごく一部だが、繰り返し行われれば中国サポーター全体、ひいては国自体のイメージに深刻な影響を与える」と指摘。特にサッカーは世界的に注目度の高いスポーツであり、過激な行動はネット上でも広まりやすく、人々に悪い印象を残しやすいと論じた。
記事は、「日本による侵略戦争が中国人に大きなダメージを与えたため、あるいは現在でも日本は政治的な問題で中国と対立的な関係にあるため、中国人が日本に対して強烈な民族的感情を抱くのは避けられず、サッカーにおける興奮が結びつき、自然と過激な行動につながるという見方がある」と説明する一方、「歴史を尊重し、中国の国益を守ることと、サッカーの試合でスポーツ性を維持し、秩序ある観戦を行うことは決して矛盾しない。一部ファンの過激な行為は、ナショナリズムによって擁護できるものではない」と断じた。
そして、「関係当局は一部ファンの行為を重視し、強力な防止措置を講じ、さらには法に基づいて必要な罰を与えることも考慮しなければならない」と主張。「香港のサポーターが試合で国歌(中国国歌)にブーイングすることが許されないように、中国のサポーターもスタジアムでは狂気的な言動を避けるべきだ」とし、「もしこのような行為を放置するなら、中国としてのイメージダウンだけでなく、対立が激化し、(日中の)ファン同士の衝突という悲劇を引き起こしかねない」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/北田)
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2024/11/21
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