中国商務部の発表によりますと、19日午前0時現在、全国の自動車の廃車と買い替えに対する補助金の申請がいずれも200万件を突破し、合計400万件を超えました。

新エネルギー車の解体は従来の自動車とは大きく異なり、動力電池の回収が最も重要とされます。専門家によると、動力電池の性能は充電回数を重ねるにつれて減衰し、電池容量が定格容量の80％以下に減衰すると、電気自動車には適用されず、資格を持った動力電池回収企業が回収と処理を行う必要があります。動力電池がうまく回収・処理されなければ、深刻な環境汚染につながる可能性があります。

現在のリサイクルモデルは二つあります。一つ目は直接再利用で、回収された動力電池を分解・再編した後、エネルギー貯蔵など、電池に高いエネルギー密度を求めない分野に応用するものです。二つ目は原材料抽出で、回収した電池からコバルト、ニッケル、リチウムなど高価な金属材料を抽出します。動力電池を受け取った専門業者によって化学的な抽出が行われ、そのうち、ニッケル、コバルト、マンガンの回収率は99．6％に達し、リチウムの回収率は91％に達します。

現在までに工業情報化部が5回にわたって計148社の動力電池回収総合利用企業を発表しており、動力電池回収ネットワークの基本的な構築が実現しました。（提供/CRI）