敷地内にイノシシ侵入、襲われた高齢者が死亡―陝西省安康市

Record China    2024年11月26日(火) 20時0分

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中国陝西省安康市で24日、高齢者が敷地内に侵入したイノシシに襲われ、死亡する事故が起きた。

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中国陝西省安康市で24日、高齢者が敷地内に侵入したイノシシに襲われ、死亡する事故が起きた。中国メディアの華商報が25日付で伝えた。

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記事によると、現場は同市嵐皋県にある民家で、防犯カメラには家の中から出てきた高齢者がイノシシに襲われる光景が記録されていた。犬3頭がイノシシに向かっていったが撃退することはできず、高齢者はその場で死亡したという。

この事故について嵐皋県林業局は、県政府がすでに特別作業チームを立ち上げて調査を行っていることを説明した。

中国ではこのところ、イノシシ被害が多発しており、浙江省・建徳市では10月25日に重さ80キロほどのイノシシによって人が負傷する事故があった。同日は江西省南昌市でも男性が襲われるなどの事故が発生。湖北省十堰市のある村ではほぼすべての農地がイノシシ被害に遭っているといい、記事は、北京林業大学の謝屹(シエ・イー)教授が「生態環境の改善に伴い、イノシシなど野生動物の個体数はますます多くなっている」「イノシシは繁殖力、適応力の強さによって天敵より速いスピードで増え、活動範囲は徐々に広がっている。この他、通常、春と秋はイノシシが餌探しで山を下りることを好む。これもイノシシが最近多く現れる重要な原因だ」と説明したことを伝えた。

中国では28の省レベルの行政区画にイノシシが分布し、うち26の行政区画で被害が出ているという。


記事は、国家林業・草原局など複数の部門が今年1月、イノシシなど野生動物の被害予防に向けた作業計画を共同発表したことに言及した上で、現在、多くの地域で対策が取られていると説明。また、「イノシシは脅威を感じると人への攻撃性が強まる」「出くわした場合、大声で叫んだり石などで攻撃したりしないこと」などと注意を呼び掛けた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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