中国が自主的に開発した初の新型大型LNG（液化天然ガス）輸送船が25日、上海で国外の発注主に引き渡されました。この輸送船は世界でも先進的な新型貨物船システムを採用しており、中国のこの船型建造分野での空白を埋めるものです。

今回引き渡された新型大型LNG輸送船は、液化天然ガスの貯蔵に最新の第3世代メンブレンタンクシステムを採用し、高い安全性、省エネ性・環境への優しさなどの特徴を備え、国際的にも先進レベルに達しています。

今回の引き渡しにより、これまでのLNG船建造分野における外国造船企業の独占が打ち破られました。中国船舶江南造船大型LNG輸送船の宋博文建造主任は、「現在、同型船の手持ち受注は計8隻で、今後は製品の最適化と反復的なアップグレードで、より効率的でより先進的な製品をより多く開発していきたい」と意気込みを語りました。（提供/CRI）