前例のない訪問、中国の農村部の子どもたちが日本で演奏会 

Record China    2024年11月29日(金) 15時0分

拡大

埼玉県入間市にある武蔵野音楽大学・入間キャンパスで25日、中国の子ども80人と同大附属高校の生徒による演奏会が開催された。

(1 / 8 枚)

埼玉県入間市にある武蔵野音楽大学・入間キャンパスで25日、中国の子ども80人と同大附属高校の生徒による演奏会が開催された。

その他の写真

この舞台に立った中国の子どもは全員が農村部に暮らしており、中国側主催者の北京荷風芸術基金会によると、中国の農村部の子どもによる芸術交流団が日本に派遣されたのは今回が初めて。

演奏会のタイトルに冠されたベートーベンの交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」も日中の出演者によって披露され、同基金会は「この作品が表現する偉大な理想を継承して中日両国民の世代を超えた友好のために、音楽会を『歓喜の歌』と名付けた」と紹介。また、今回の芸術交流団の派遣を「両国にとって前例のない訪問が実現」「中日民間交流の歴史に特筆すべきこと」として、日中の支援者に謝意を示した。




同基金会は中国初の「芸術の教育、普及、推進」を使命とする公益基金会で、2013年の設立以来、農村部の子どもの芸術教育の推進に専念してきた。訪日芸術交流団に参加した江蘇省張家港市南豊鎮の「永聯荷風管弦楽団」は中国で唯一の、完全編成の農村子ども管弦楽団という。





日本滞在中、子どもらは博物館や美術館訪問、植樹防災活動への参加、学校訪問による親善交流などに招待されたといい、基金会は訪問先で体感した日本のもてなしについて、「芸術の美しさを共有するだけでなく、日本の民間からの温かい友情を感じることができた」と言及した。(取材/RR)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携