上海ディズニーランドで健常者が「楽だから」と電動車椅子をレンタルして入園するケースが多発

Record China    2024年11月29日(金) 9時0分

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上海ディズニーランドで健常者が電動車椅子を乗り回すケースが多発していることについて、中国メディアの看看新聞は28日、園の担当者が対応に乗り出す可能性を示唆したと伝えた。

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上海ディズニーランドで健常者が電動車椅子を乗り回すケースが多発していることについて、中国メディアの看看新聞は28日、園の担当者が対応に乗り出す可能性を示唆したと伝えた。

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記事によると、最近、中国のSNS上で「電動車椅子に乗って入園することで疲れずに園内を回ることができる」との情報が出回っている。ネット上のプラットフォームでは上海ディズニーランドで利用するための電動車椅子を貸し出す業者が存在し、価格は1日200元(約4000円)前後。利用者から好評を博す一方で、操作に慣れておらず事故を起こす危険や、他の入園客の邪魔になるなどの問題も指摘されている。

上海ディズニーランドの入園規定では、車椅子などの補助器具を園内に持ち込むことができるとされており、障害者への配慮から診断書の提示などは求めていないという。しかし、園の担当者は「今のところは(電動車椅子で)入園することができるが、今後は変わることがある」とし、近く関連規定について調整を行う可能性を示唆した。


中国メディアの新聞晨報によると、9月に陝西省西安市の兵馬俑で、車椅子を貸し出して障害者専用通路から観光できると案内した業者が物議を醸した。上海ディズニーランドでは過去に、優先的に案内される障害者証明書を悪用したサービスを提供した業者が摘発されたこともあるという。

中国のネットユーザーからは「腹が立つ。うちの子だってずっと歩いて回ってるのに」「こういう客はブラックリストに入れるべき」「自分の足で歩くのがそんなに嫌ならいっそ切り落とせば?」との声がある一方、「個人の自由だ」「自分は利用したことがないけど、周囲にそんなに影響するのかと疑問に思う」「金を払っていればいいと思う」「子どもを連れていくなら電動車椅子があると本当に楽」など、肯定的な意見も少なくない。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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