「ダンダダン」は青春と心霊現象の完璧な融合が魅力―中国メディア

Record China    2024年12月2日(月) 23時30分

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中国のポータルサイト・捜狐にこのほど、日本のアニメ「ダンダダン」は青春と心霊現象の完璧な融合が魅力だとの記事が掲載された。写真はダンダダン。

中国のポータルサイト・捜狐にこのほど、日本のアニメ「ダンダダン」は青春と心霊現象の完璧な融合が魅力だとの記事が掲載された。

記事はまず、「現在のアニメ市場では、多くの作品が斬新な設定やユニークなキャラクターで視聴者の関心を引こうとしている。その中で『ダンダダン』は、独自のストーリー構成と豊かな心霊現象の要素によって、他の作品と一線を画している。同作品は、龍幸伸氏の漫画が原作で、名作へのオマージュを込めるとともに、男女の主人公の微妙な感情の変化と成長を描き、読者に新たなファンタジーの世界への扉を開いている」と紹介した。

続けて、「物語は、綾瀬桃(あやせもも)と高倉健(たかくらけん)の2人の主人公を中心に展開する。綾瀬桃は幽霊の存在を信じている女子高生で、祖母は霊媒師だが、宇宙人の存在については疑念を抱いている。一方、高倉健は宇宙人の存在を信じているものの、妖怪や幽霊には全く興味がない。この異なる信念を持つ2人が、ある賭けがきっかけで奇妙な冒険に巻き込まれることになる。冒険の中で、綾瀬桃は宇宙人に誘拐され、高倉健は都市伝説でトンネルで出没するとされるこの一見別のような物語が、心霊現象と青春や成長のテーマを巧みに織り交ぜる形で進行していく。このような構成は、高橋留美子の『らんま1/2』をほうふつとさせ、青春や成長、そして愛の本質をを探る要素が込められている」と論じた。

また、「『ダンダダン』の成功は、ストーリー展開だけでなく、ジャンルを超えた多彩な要素を融合させた点にある。龍氏は、心霊現象とコメディー要素をうまく組み合わせ、独特で面白い語り口を生み出している。心霊現象から宇宙技術に至るまで、さまざまな人気アニメや映画の要素を取り入れ、まるでゲームのような感覚で楽しめる作品になっている。例えば、『ゴールドライタン』のロボットバトルや、『HUNTER×HUNTER』の奇妙な冒険をほうふつさせる展開などがあり、どちらも龍氏の巧妙な改変とオマージュの技術が光る。龍氏自身も、過去に見たさまざまな作品から尽きないインスピレーションを得たと語っており、この題材への情熱が読者の好奇心をかき立てているのだ」と述べた。

さらに、「物語には、男女主人公の感情を細かく描きつつ、その成長を象徴する要素がしっかりと組み込まれている。物語の一つの軸となるのは、高倉健が呪われてしまう話。最初は少し滑稽に思える設定だが、実は男らしさや告白する勇気の重要性を暗示している。作中では、綾瀬桃が高倉健に対して気持ちを伝えられずにいたり、高倉健が告白できずに悩む姿が描かれたり、ストーリーにはユーモアを交えつつ、非常に直接的に感情を表現している。初期から綾瀬桃が高倉健への好意をほのめかす場面が描かれるが、さまざまな理由からを直接伝えられない。同時に、高倉健のがターボババアによって呪われるという事件が発生。このエピソードは、ストーリーの重要な推進力であると同時に、男らしさや青春期における試練を象徴しており、成長の過程で直面する課題や決意を描き出している」と考察した。

記事は、「現在『ダンダダン』は大きな注目を集めており、漫画がアニメ化されたことで、物語の今後の展開への期待が高まっている。結末はすでに決まっているものの、そこに至るまでの具体的なストーリーはまだ未知数であるとされており、今後、高倉健と綾瀬桃の関係がどうなるのか、新たな心霊現象がどのように展開するのか、ファンの間で盛んに議論が交わされている。『ダンダダン』が『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』に続く新たな名作となるかどうかは、その革新性とキャラクターの感情をどれだけ深く掘り下げるかにかかっている。同作品の核となるのはキャラクターの個性と感情の成長であり、これこそが今後の物語に期待を抱かせる最大の理由だ」と言及した。

そして、「『ダンダダン』は、心霊現象をテーマにした冒険漫画であるだけでなく、成長と愛に関する深い考察をも内包している。読者を引き込む魅力的なストーリーと個性豊かなキャラクター描写を通じて、龍氏はユーモアと深い思索を巧みに融合させ、読者に伝統的な少年漫画の枠を超えた楽しみを提供しています。これからの物語がどんな驚きや感動をもたらすのか、ますます楽しみだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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