中国物流・購買連合会が28日に発表した「2024中国化学工業品物流業界年度発展報告」によると、今年通年の総合物流総額は約360兆元（約7500兆円）に達する見込みです。

2012年には177兆3000億元（約3700兆円）だった中国の物流総額は、2023年には352兆4000億元（約7300兆円）になり、およそ10間年で倍増しました。中国物流情報センターの劉宇航主任は「第4四半期（9～12月）に入ってから生産が加速しており、消費が旺盛なシーズンも近づいている。物流企業は先行きを楽観視している。総合的に見れば、第4四半期は引き続き良好な推移を保持するだろう」との見方を示しました。

中国物流・購買連合会の予測によると、2024年の中国化学工業品物流総額は27兆1000億元（約560兆円）に達します。「2024中国化学工業品物流業界年度発展報告」は関連企業に向けて、「GPS測位システムや車載ビデオ監視など先進的な監視技術を取り入れることで、危険品輸送車両をリアルタイムに監視して、輸送中に発生した異常をただちに発見して対応することができ、輸送の安全確保に役立てられる」と先進的な監視技術を積極的に取り入れることを提案しました。（提供/CRI）