Record China 2024年12月1日(日) 23時0分
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中国では、貴州省在住で双子の出産経験のある女性が、このほど三つ子を産んだことが評判になっている。ネットでは祝福の声が次々に寄せられた。
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中国では、貴州省在住で双子の出産経験のある女性が、このほど三つ子を産んだことが評判になっている。ネットでは祝福の声が次々に寄せられた。広州日報など多くの中国メディアが報じた。
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「長女は2000グラム、次女も2000グラム、三女は1900グラムです」―。生まれたばかりの娘3人のことを口にする毛さんは、喜びを隠せない。妊娠から出産までの苦労は、毛さんだけが知っている。
孟さんは今年29歳だ。貴州師範大学を卒業して、教育補助機関で2年間、美術の教師として働いた。しかし双子を妊娠して、切迫流産の恐れが出てきたために、職を辞した。夫は物販業の会社に勤務しており、月給は7000元(約14万4000円)から8000元(約16万5000円)で、双子を含めて家族4人が生活するには十分と考えたからという。
孟さんは双子の男の子を出産した。そしてその後、再び妊娠した。毛さんは辰年に再び出産したいと思っていた。中国では、辰年生まれの人は強くてリーダーシップを備えていて、運がよくて成功に恵まれるとの考え方があるからだ。しかし、まさか三つ子を妊娠するとは思っていなかった。
孟さんは身長が158センチで、体重は45キロだったが、三つ子を妊娠して体重は67.5キロにまで増えた。毛さんは「本当に疲れました。息をするだけでも大変でした。夜は寝返りの繰り返しです。お腹がふくれすぎて、恥骨がとても痛くなりました」と説明した。外出時などには、腹帯が必要だったという。
孟さんの三つ子妊娠は順調だったわけではない。医師は、子宮破裂の恐れがあるとして、一部の胎児を堕胎することを勧めた。しかし孟さんは受け入れなかった。「もちろん怖かったです。だれだって死ぬのは怖いですよね。でも、私にはできませんでした。特に三つ子の超音波画像を見ていましたからね。三つ子を妊娠する確率は70万分の1だそうですから、授かったのは何かの縁だと思えて、3人とも残したいと考えたのです」という。孟さんは妊娠35週目に帝王切開で三つ子を出産した。
孟さんによると、夫は孟さんのことを尊重し、思いやってくれるという。仕事で忙しいのだが、帰宅すると先に生まれた双子の相手をしてくれた。特に三つ子を妊娠してからは、孟さんと双子の兄弟が一緒に寝たのでは、双子が孟さんの腹部を蹴るのが心配だとして、双子と一緒に別のベッドで寝てくれた。夫が出産後の孟さんに最初にかけた言葉は「お疲れさまでした。愛しているよ」だった。
5人もの子を授かったことは、孟さん夫婦にとって最高の喜びだ。しかし、養育費や子育ての手間は気になるところだ。孟さんは、「子が順調に育つことを願うだけです」「気分としてはまずまずですね。お金がたくさんあれば多く使って、足りなければ節約します。どうせ、みんなで一緒に向き合うことになりますしね」と言った。
幸いなことに、夫の両親には、金銭面で毛さん一家をある程度支援することができる。また、孟さんの両親には、家事を手伝う余裕があるという。孟さんは子育てについて「(教育面で)詰め込み主義になるつもりはありません。どの子にも偏りなく接します」と説明した。孟さんの夫は「男の子も女の子も、受けるプレッシャーは同じです」と説明した。どの子も自分らの子であるからには、最高のものを与えたいからという。
孟さんが双子に続いて三つ子を出産したことが報じられると、「すごいネ。幸せな赤ん坊だ。しっかりと成長して、健康で楽しい日々を過ごせますように」「福の運がすばらしい」「ごくろうさま。辰年生まれの3人の娘さんだね」などと、孟さんと三つ子の赤ちゃんを祝福するコメントが、次々に寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)
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2024/11/29
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